運動の楽しさは自分の心拍が聞こえると変わる?鼓動の正確さと気分を分けて読む

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

疲れている日の不快さを、心拍の読み方だけで説明しない

夕方の運動が楽しくなかった時、「体の声を聞けていないせいだろうか」と考える必要はない。疲労そのものを操作して、運動中の感覚や気分を調べた実験がある。参加した男性30人は、上半身の活動によって事前に生じさせる疲労を変えた条件と、疲労が最小限の対照条件を経験した。その後に行ったのは、脚の力を出したまま保つ持続課題だった。男性を対象とする実験であり、18〜39歳の女性の運動中の気分にそのまま当てはめられるかは、別に確かめる必要がある。[3]

中程度の疲労と強い疲労の条件では、対照条件と比べて持続課題の成績がそれぞれ10%、14%低下した。成績の低下には、努力感の増加と、不快な側への気分の変化が伴った。ただし、中程度の条件と強い条件の間には違いが認められなかった。疲れが増すほど決まった割合で悪化する、と単純な階段状に読む結果ではない。[3]

ここでいう気分は、その最中の感情が快いか不快かという向きである。種目が好きか、仲間と過ごせて楽しかったか、また参加したいかという感想を、丸ごと測ったものとして扱わない方がよい。研究は、疲労がある状態で力を保つ時に、どれほど努力を要し、どのような感情を経験するかを調べている。[3]

心拍の内受容感覚との関係も検討された。安静時の心拍を判断する自分の正確さについて、どの程度分かっているかという側面は、持久課題中に感じた疲労の強さを予測した。一方、内受容感覚は、疲労と努力感の関係や、疲労と気分の関係を変える働きを示さなかった。体内感覚に関係する指標があっても、説明できた関係と、変える働きを示さなかった関係が分かれた。[3]

この結果を、鼓動をよく感じれば疲れていても楽しく動けるという励ましに変えるのは適切ではない。むしろ、運動前に疲れていたかを、運動中の感想と別に残す理由になる。課題を始める前の状態が、課題中の努力感や気分と結びついていたからである。[3]

ただし、対象は男性であり、課題は脚の力を保つ運動だった。立川駅から歩いてスタジオに着いた女性の、その日のヨガの感想をそのまま予測するものではない。日常に持ち帰れるのは、「楽しくなかった」という感想から種目の好みだけを読み取らず、始める前の疲労も振り返るという視点だ。帰りの電車で今日の自分に、不向きという札まで貼らなくてよい。[3]

疲労の記録を作る場合にも、研究の低下率を自分の成績の予報にしない。実験条件の違いとして得られた割合であり、今日の疲れを当てはめる換算表ではない。動いた量の記録と感想が食い違っても、どちらかを消して整える必要はない。努力感と気分を別に評価した研究のように、違う側面として残せばよい。[3]

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よくある誤解

「心拍を数えるのがうまくなれば、体の声を正確に聞けている」。心拍のフィードバック実験は、この考えに反する結果だった。すぐ返す情報でも遅らせる情報でも数える成績は向上し、心拍数についての知識や信念の更新が示唆された。改善した点数だけで、体内の感覚を捉える能力が伸びたと判断する方法は否定されたのである。[4]

とはいえ、数を知ること自体が無意味だという結論でもない。問題は、数について知った結果と、感覚を識別した結果を同じものとして扱うことだ。運動後に心拍の記録を眺めるなら、「速さを知った」と「鼓動を感じ分けた」を別の感想として書けばよい。その区別を置くだけで、点数の上達を楽しさへの効果に広げすぎずに済む。[4]

「運動を続けている人ほど、心拍の感覚も正確になる」。この強い見方を支持しなかった横断研究がある。横断研究とは、ある時点の人々の違いを比べる研究である。身体のフィットネスに基づいて活動的かどうかを分けた45人の研究と、自己申告の身体活動量で分けた60人の研究が行われた。[2]

活動的な群では、心肺のフィットネスや心電図に違いが見られた一方、心臓の内受容感覚を調べる課題などでは、群の頑健な違いは見られなかった。研究者は、定期的な運動が心臓の内受容感覚の向上と強く結びつく、という見方を支える説得力のある証拠は得られなかったとした。体力の違いと感覚課題の違いは、一緒には現れなかったのである。[2]

これは、運動で感覚が絶対に変わらないという証明ではない。同じ人の感覚が練習の前後でどう変わるかを追った介入研究とは設計が異なる。逆に、活動的な人の心電図が違うから、感覚も磨かれているはずだ、と埋め合わせることもできない。測った対象ごとに結果を読む必要がある。[2]

「鼓動に敏感なら、きつい運動も楽しくなる」。自分で負荷を選ぶ自転車では群の違いがあったが、外から一定の負荷を指定した課題では持久時間や知覚反応に違いはなかった。疲労実験でも、疲労と不快な気分との関係を内受容感覚が変える結果ではなかった。どの条件でも役立つ万能な能力として扱うのは、研究の範囲を超える。[1][3]

さらに、楽しさという言葉の中には、その最中の快さと、終わってからの満足が混じりやすい。ここではまず、疲労実験が扱った運動中の気分と努力感を分けておきたい。きつかったという記録があるだけで、楽しかったという本人の感想を誤りにする理由にはならない。研究で用いた評価項目を、日常の感想の全体と取り違えないことが大切である。[3]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

今日からできること

  • 運動前の疲れと、運動中の努力感や快・不快を、別の言葉で残す。男性30人の実験では、事前の疲労が持続課題中の努力感と気分に関わっていた。この記録は、研究の評価項目を日常の振り返りに借りる案である。[3]
  • 軽めに動くつもりの日は、始めの負荷の選び方も振り返る。20人の自転車実験では、軽い運動の開始後5分の出力の違いが、群の差の一部に関わっていた。開始後5分を万人の点検時刻とする意味ではない。[1]
  • 心拍の音や表示を使った時は、速さを知れたのか、体内の感覚を捉えたのかを区別する。即時と遅延のフィードバックで数える成績が同様に向上した結果を踏まえ、当たった数だけで感覚の上達を採点しない。[4]
  • 自分で負荷を決めた日と、指定された負荷を保った日を分けて記録する。15人の一定負荷の実験では、内受容感覚の正確さによる持久時間などの違いは認められなかった。負荷の決め方を無視して比較しない。[1]
  • 感覚課題が苦手でも、運動習慣の失敗とは結びつけない。45人と60人の横断研究では、活動的な群の身体的な違いが、内受容感覚の課題の頑健な違いとしては現れなかった。[2]

これらは、心拍音を使って楽しさを増やすための訓練手順ではなく、体験を振り返る時の整理の案である。心拍音を聞くかどうかを選ぶ場面でも、好みと感覚課題の点数を競わせる必要はない。研究が分けて評価した強度調整、疲労、努力感、気分を、感想の中でも分けてみる。それが、音のおかげだったのかと急いで決めずに済む出発点になる。[1][3][4]

オンザショア立川店で、通う条件から選ぶ

心拍の数字だけで楽しさを決めず、動いている最中のきつさと気分を分けて振り返りたい。続ける場所を選ぶ時には、その感想に加えて、通える時間と行き方も具体的にしておく。オンザショア立川店は、営業時間が8:00〜23:30で、年中無休である。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分だ。仕事のある日と休日、それぞれの予定に照らして通い方を考えられる。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングがある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIITも行っている。続ける場所の候補として、扱う種目と生活の予定を合わせて確認したい。

参加条件も先に確かめたい。医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中の方は溶岩ホットヨガに参加できないが、常温のマタニティヨガが用意されている。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。店の案内と料金を確認し、予定に合う参加は体験予約から検討できる。

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参考文献

[1] Having the Heart to Exercise Control: Cardiac Interoception Influences Self-Paced Exercise Regulation — Butterworth JB, Dekerle J, Greenhouse-Tucknott A, Critchley HD, Smeeton NJ., 2025, European journal of sport science. DOI: 10.1002/ejsc.12263

[2] Delving into the relationship between regular physical exercise and cardiac interoception in two cross-sectional studies — Yoris AE, Cira LF, Luque-Casado A, Salvotti C, Tajadura-Jiménez A, Avancini C, Z, 2024, Neuropsychologia. DOI: 10.1016/j.neuropsychologia.2024.108867

[3] Effect of the subjective intensity of fatigue and interoception on perceptual regulation and performance during sustained physical activity — Greenhouse-Tucknott A, Butterworth JB, Wrightson JG, Harrison NA, Dekerle J., 2022, PloS one. DOI: 10.1371/journal.pone.0262303

[4] Effects of heartbeat feedback on beliefs about heart rate and heartbeat counting: a cautionary tale about interoceptive awareness — Ring C, Brener J, Knapp K, Mailloux J., 2015, Biological psychology. DOI: 10.1016/j.biopsycho.2014.12.010

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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宮川涼 Founder
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