
薄めれば肌にやさしい、とは決められない
保存料の話では、菌を抑える働きと、肌がその成分に反応するかを分けたい。前者を調べる試験でよい結果が出ても、後者がすべての人で同じになるわけではない。接触アレルギーを持つ人を対象にした研究は、その違いを具体的に示している。[1][9]
二重盲検の無作為化反復使用試験では、メチルジブロモグルタロニトリルという保存料への接触アレルギーがある19人と、対照の9人が参加した。保存料を含む液体せっけんと含まない液体せっけんを使い、前腕を繰り返し洗った研究である。反復使用試験とは、製品を繰り返し使ったときの反応を調べる方法だ。特定成分への接触アレルギーがある人を中心とした試験であり、18〜39歳の女性一般へ反応の割合をそのまま当てはめることはできない。[1]
保存料を含むせっけんでは、アレルギーがある参加者の7人、37%に接触皮膚炎が起こり、対照の9人には反応がなかった。反応が現れたのは使用開始から6〜34日の間だった。洗い流す製品であっても、その成分にすでにアレルギーがある人では反応し得ることを示した。ただし、すべての利用者の37%がかぶれるという割合ではない。[1]
ここは、入浴後の保湿剤を考えるときにも読み違えやすい。洗い流すせっけんの結果を、肌に残すすべての乳液の発症率へ移し替えることはできない。それでも、洗い流すという使用形態だけで、アレルギーのある人の反応が必ず避けられると考えるのは適切でない。対象と製品の両方を数字に添えて読む必要がある。[1]
メチルイソチアゾリノンへの接触アレルギーがある11人を調べた別の研究では、クリームの使用を模した反復塗布試験が行われた。対象成分にアレルギーがある人の結果であり、18〜39歳の女性一般へそのまま当てはめることはできない。100 ppmと50 ppmに相当する量では7人、64%が反応し、5 ppmに相当する量でも2人、18%が反応した。ppmはごく小さな濃度を表す単位であり、ここでは異なる濃度での反応が比べられている。[9]
薄くすれば誰でも反応しなくなる、という単純な境界はこの結果から引けない。低い濃度でも反応したのは、その保存料にアレルギーがある人だ。自分で製品を薄めて症状を避けようとするより、何に反応しているのかを医師に相談する方へつなげたい。濃度の数字を、自宅での調整レシピにしない。[9]
さらに同じ研究のパッチテストでは、フェノキシエタノールの添加はメチルイソチアゾリノンに対する反応に影響しなかった。パッチテストは、皮膚に試験物質を接触させて反応を調べる検査である。抗菌作用を補う組み合わせと、アレルギー反応を避ける組み合わせは同じ意味ではない。保存に役立つことと、ある人の肌に合うことは、別々に確かめる課題になる。[9]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
水を使う場所によって製品の変化は違う
「水で薄まる」という現象は、必ず製品の失敗を意味するわけでもない。コンディショニングシャンプーなどの仕組みを扱ったレビューでは、電荷が反対の高分子と界面活性剤を混ぜた系が、水で薄まる過程で溶けにくい複合体を作ることが説明されている。高分子は長い分子の鎖、複合体は複数の成分が集まった構造だ。[19]
この仕組みは、希釈によって成分を表面へ付着させる系に応用される。濃い状態と薄めた状態とで、成分の集まり方が変わり、それが製品の働きに関わるのである。レビューは、その構造や性質が分子の形や添加成分によって変わることも扱っている。水は単に量を増やすだけの背景ではない。[19]
ただし、洗い流す過程で起こる設計された変化と、保管中のボトルに水を加える操作は区別する。シャンプーで希釈が働きの一部になるからといって、別の保湿剤を薄めたまま置いてよいとはならない。使う場面、製品の組成、評価した性質が異なるからである。肌の上、洗い流す途中、容器の中という場所を言葉にすると、混同が減る。[19]
また、薄くなった、さらさらした、といった使用感だけで抗菌作用を判定しない。成分の集合状態を扱う研究と、微生物の活動を測る研究では、見ているものが違う。塗り心地の変化は自分が気づくきっかけにはなるが、保存料の働きを数値で測る代わりではない。感触と保存性の評価を同じ物差しにしない姿勢が要る。[3][19]
入浴後に手へ取り出した保湿剤の話から、ボトル内へ水を足す話へ、知らないうちに移ってしまうことがある。「濡れていてもよいか」と尋ねる前に、濡れているのは肌か、容器の外か、中身かを確かめたい。今日の疑問の場所を決めれば、確認したい表示や問い合わせの内容も具体的になる。洗面台で必要なのは、専門用語を増やすことより、起きたことを分けて言えることである。

よくある誤解
「保存料が入っていれば、水を足しても同じ」という考えは改めたい。保存料の実験では濃度に応じた測定値の変化があり、組み合わせによる相乗作用も見られた。成分が存在することと、元の配合条件が保たれることは同じではない。残量を使い切るための水足しを、元の製品の延長として扱わない方がよい。[3][7]
「保存料は全部、同じ程度に肌へ悪い」という括り方も粗い。特定成分にアレルギーがある人での反応は重要だが、その割合を全員の危険度へ置き換えることはできない。せっけんの試験で対照の参加者には反応がなかった点も含め、誰に何を使った研究なのかを読む。成分の名前を怖がるだけでは、相談すべき条件が見えなくなる。[1][9]
「菌を調べた研究で色が変わったから、色が変わらない製品は大丈夫」という解釈も成立しない。色の反応は、菌を加えた製品を希釈し、専用の培養液で増殖を調べる測定の一部だった。毎晩の目視確認と実験の検出法は異なる。変化が見えないことを、保存性の試験に合格したという証明にはしない。[8]
濡れた手でポンプを押したという出来事だけで、中身の汚染や肌の不調の原因を決めつけることも避けたい。肌の反応を扱った試験と、菌の活動を扱った実験は別の問題を測っている。容器への水の混入が気になる相談と、塗った後のかゆみの相談は、それぞれ起きた状況を伝える。原因を先回りして一本に絞らない方が、確認する問いが明確になる。[1][3]
アレルギーの研究を読むときは、すでに感作されている人の反応と、初めて使う人が新たにアレルギーになることも分けたい。感作とは、その成分に対してアレルギー反応を起こし得る状態になることである。ここで挙げた反復使用試験は、対象成分への接触アレルギーがある人の反応を調べている。その割合は、新しく製品を買った人全体の発症率ではない。[1][9]
今日からできること
- 容器へ水を足して使い切る方法は選ばず、元の配合を変えない扱いを考える。保存料の濃度と測定反応が関連した実験を、その理由として押さえる。[3]
- 精油や別の化粧品を自己判断で追加しない。6種類の精油などを用いた相乗作用の実験は、家庭での混合手順を示すものではない。[7]
- 入浴前に使い方の表示を確認し、肌の水分と容器内の水足しを別の問題として考える。水による構造変化を扱うレビューも、使用する場面と配合の違いを読む手掛かりになる。[19]
- 使った後の赤みやかゆみを、薄めて解決しようとせず医師に相談する。特定成分にアレルギーがある11人の試験では、低濃度側でも2人が反応した。[9]
- 見た目だけを保存性の判定に使わない。44製品を扱った研究の色の反応は、条件を整えた試験の一部である。[8]

オンザショアで、入浴前後まで含めた予定を組む
入浴後の支度まで見通して、運動に通う時間を考えたい。オンザショア立川店の営業時間は8:00〜23:30、年中無休で全曜日共通である。朝に出かける日と仕事帰りの日で、生活のどこへレッスンを置くかを検討するための情報になる。
所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分である。移動とレッスンを含めた予定を組み、通うための仕組みとして利用を考える場所だ。店舗の案内は公式サイトで確認できる。
溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングがある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、妊娠中の方には常温のマタニティヨガがある。妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、医師から運動を止められている方は利用できない。
ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。料金と体験の予約を確認し、準備する物と通う時間を具体的にする。
参考文献
[1] Methyldibromoglutaronitrile in rinse-off products causes allergic contact dermatitis: an experimental study — Jensen CD, Johansen JD, Menné T, Andersen KE., 2004, The British journal of dermatology. DOI: 10.1111/j.1365-2133.2004.05727.x
[3] Evaluation of a Microbial Sensor as a Tool for Antimicrobial Activity Test of Cosmetic Preservatives — Gomyo H, Ookawa M, Oshibuchi K, Sugamura Y, Hosokawa M, Shionoiri N, Maeda Y, Ma, 2015, Biocontrol science. DOI: 10.4265/bio.20.247
[7] In vitro synergistic activities of essential oils and surfactants in combination with cosmetic preservatives against Pseudomonas aeruginosa and Staphylococcus aureus — Patrone V, Campana R, Vittoria E, Baffone W., 2010, Current microbiology. DOI: 10.1007/s00284-009-9531-7
[8] Use of triphenyltetrazolium chloride in preservative efficacy testing — Orth DS, Eck KS., 2005, Journal of cosmetic science. DOI: 10.1111/j.1467-2494.2005.00289_2.x
[9] Methylisothiazolinone contact allergy and dose-response relationships — Lundov MD, Zachariae C, Johansen JD., 2011, Contact dermatitis. DOI: 10.1111/j.1600-0536.2011.01901.x
[19] Recent progress of the characterization of oppositely charged polymer/surfactant complex in dilution deposition system — Miyake M., 2017, Advances in colloid and interface science. DOI: 10.1016/j.cis.2016.04.007
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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