
味噌汁の研究は、塩分を数えなくてよい理由か
味噌汁には塩分がある一方、血圧との関係は単純ではない。味噌汁の習慣的な摂取を扱うレビューは、食塩摂取と血圧の関係を踏まえながら、味噌を摂る場合と同量の食塩を摂る場合の違いを検討している。臨床の観察研究では、味噌汁を飲む頻度と血圧や高血圧の発生に関連が見られない報告が多いと整理されている。臨床の観察研究と基礎研究を含むレビューであり、18〜39歳の女性に限って同じ関係が成り立つかは、この整理だけでは判断できない。[3]
ただし、頻度と摂取量は同じではない。「よく飲む」という回答だけで、器の大きさ、濃さ、残した汁まで確定するわけではない。また、レビューで扱われる交感神経、つまり体の活動状態に関わる神経の働きについての機序には、基礎研究の知見も含まれる。人の食事習慣の観察と、実験で仕組みを探る話を、同じ強さの根拠として並べないことが大切だ。[3]
人を対象にした無作為化試験もある。正常高値血圧またはⅠ度高血圧の40〜69歳、40人を対象に、特定の性質を持つ味噌の組み合わせと大豆食品を比べた研究だ。味噌側は1日32gで食塩3.8g、大豆食品側は1日14.4gで食塩0.2gを含み、8週間続けている。40〜69歳で血圧が高めの人の結果なので、18〜39歳の女性に同じ血圧変化が起こるかは別に検証する必要がある。[4]
その結果、味噌側は比較食品側に比べて、日中の診察時血圧に影響せず、夜間血圧を有意に下げた。血圧はいつ測るかでも結果の現れ方が異なっていた。また、味噌側で脂質や糖の代謝への影響は認められなかった。特定の食品を決まった条件で継続して調べた結果であり、家庭の味噌汁を何杯でも飲めるという結論ではない。[4]
この試験の食塩量を、補給の推奨量として引用するのも違う。研究が尋ねたのは、対象者の血圧が食品の継続摂取でどう変わるかだった。湯上がりに失った塩分を、夕食の味噌汁でどれだけ戻せたかではない。血圧について興味深い結果があることと、口に入った塩分を数えることは、両立する話である。[3][4]
味噌汁を悪者にする必要も、特別扱いして量を見なくする必要もない。ラーメンの食器の試験は摂取量を扱い、味噌の試験は特定条件での血圧を扱っている。違う問いへの答えを混ぜなければ、「好きな汁物を楽しみながら、飲んだ量は記録する」という食卓の見方を保てる。[1][2][4]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
薄く感じることと、必要な塩分量は別である
湯上がりに飲んだ汁が薄く感じられたとき、その感想をどう扱えばよいのか。まず、「薄いと感じた」と「塩を足す必要がある」を直結させないでおく。血圧が正常な成人を対象に、減塩食、減量食、対照食の条件でスープの塩味の好みを追った試験では、食事を続ける中で好みそのものが変わっていた。成人全体を対象にした結果であり、18〜39歳の女性に同じ変化の幅や時期を当てはめることはできない。[10]
この研究は1年にわたり、クリームスープへ加えた食塩の好みと塩味の感じ方を繰り返し調べた。減塩に伴い、自由に塩を加えたときの好みの濃度は、開始時の0.72%から24週時の0.33%へ移った。高い濃度への好みの評価は下がり、低い濃度への評価は上がった。濃い味が好きという感覚も、固定された物差しとは限らない。[10]
減塩開始から3か月後には、低い濃度へ好みが調整され、13週、24週、52週で自由に加える塩の量は似ていた。ただし、この経過を「誰でも同じ期間で薄味が好きになる」という約束にはできない。成人の試験で見られた変化として、自分の最初のひと口の印象を絶対視しないために使いたい。[10]
一方、新しい野菜スープの研究は、慣れをもう少し慎重に見る必要を示している。成人102人が10週間、週3回スープを摂る準実験で、塩分を急に下げる方法と段階的に下げる方法を比べた。準実験とは、介入を行うものの、無作為化試験とは設計が異なる研究である。好みの評価は初期に大きく下がり、その後は低下が緩やかになった。18〜39歳の女性に絞った結果ではないため、この年代の女性が同じ経過をたどるかは別に確かめる必要がある。[14]
長期の好みの推移について、急な減塩と段階的な減塩の全体的な差は有意ではなかった。一方、もともと味への感受性が高い参加者では、段階的な減塩に相対的な利点が見られた。薄味に接し続ける意味はあっても、段階を踏めば全員がおいしさを保てるとまではいえない。[14]
先の試験は低い塩分濃度へ好みが移ることを示し、こちらは減塩後の好みの低下も捉えている。結果を都合よく片方に寄せず、対象、スープ、期間、測った評価が違う研究として読む。家庭では「今日は物足りなかった」と書いてよい。その感想を、体に塩分が不足しているという自己判定へ進めないことが肝心だ。[10][14]
この違いは、食事記録の項目にも反映できる。飲んだ量についてのメモと、味の感想についてのメモを分ければよい。「汁は残したが、おいしかった」「飲み切ったが、少し濃く感じた」という組み合わせもありうる。感想をそのまま摂取量の代わりにしなければ、食べる楽しみを守る話と、量を把握する話を別々に考えられる。満腹感とおいしさを摂取量と併せて調べたれんげの試験も、好みの変化を追ったスープの研究も、食事を単一の評価に閉じ込めないための手掛かりになる。[2][10][14]

よくある誤解
「汗をかいた後なら、汁は全部飲んだ方がよい」。補給の必要性と、夕食で飲んだ汁の量は別に確かめる項目である。水分・電解質のレビューが扱うのは下痢性疾患や激しい運動などの条件であり、家庭の入浴後すべてに同じ飲み方を勧めるものではない。食塩量を見る場面では、汁を多く飲めば補給として適切だと決める前に、食事全体を振り返りたい。[8][20]
「汁を残したら、食事の満足感も必ず下がる」。男性大学生の無作為化試験では、穴あきのれんげで食塩摂取量が少なくなった一方、食後の満腹感とおいしさに有意差はなかった。男女を対象にした食堂の試験も同じ方向を示している。汁を減らす選択肢を、味わう楽しみの放棄と最初から結び付ける必要はない。[1][2]
「味噌汁の血圧研究が良好なら、塩分の記録は不要だ」。特定の味噌を使った試験の夜間血圧の結果は、意味のある知見である。それでも、食塩が摂取されていないことにはならない。また、味噌汁の頻度の観察から、個人の汁の残量までは決まらない。食品の健康研究と、実際に食べた量を把握する作業を重ねて考えたい。[3][4]
今日からできること
- 夕食の記録に、料理名と汁を残したかを一緒に書く。普通と穴あきのれんげで食塩摂取量が違った36人の試験を、食べ方も記録する理由にする。[2]
- 具を食べたい日には、穴あきのれんげも選択肢にする。男女の試験で女性の汁摂取量の中央値は129.5gと84.5gだったが、この値を自分の食塩量へ換算しない。[1]
- 汁物だけで夕食の評価を終えず、麺類やほかの料理、外食だったかも振り返る。63,239食の解析は、食事の場面と食品の両方が摂取量に関連することを示した。[20]
- 薄味への第一印象と、続けて食べたときの印象を分けて書く。10週間のスープ研究では、段階的な減塩が全体として優れるとは示されなかった。続けやすさも個別に確かめたい。[14]
- 治療で水分や塩分について指示を受けている場合は、入浴や運動の日に自己判断で変更せず医師に相談する。激しい運動を扱う補給のレビューを、日常の入浴や個別の治療条件へ一律に当てはめない。[8]

オンザショア立川店で、予定から続け方を考える
夕食や入浴もある生活の中で、運動をどこへ置くか。続ける場所を選ぶときには、営業時間と通う経路を具体的に確かめたい。オンザショア立川店は8:00〜23:30、年中無休で営業している。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分である。
溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングがある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、通う時間と取り組みたい内容を照らし合わせる場となる。
予定を組む前には参加条件も確認したい。医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。
ヨガの体験レッスンは税込1,980円。60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。夕食や入浴の予定と通う時間を照らし合わせ、通うための確認は店のトップと料金、体験の予約から進められる。
参考文献
[1] Effectiveness of a perforated spoon for reducing salt intake in a university cafeteria — Murayama A, Hamasu A, Tabata I, Sato M, Tajiri E, Nakashima N, Sakamoto T., 2026, Frontiers in public health. DOI: 10.3389/fpubh.2026.1845807
[2] Effects of Using a Perforated Spoon on Salt Reduction When Consuming Ramen Noodles: A Randomized Crossover Study of Japanese Male University Students — Sugimoto M, Tajiri E, Nakashima N, Sakamoto T., 2023, Nutrients. DOI: 10.3390/nu15132864
[3] Review of the health benefits of habitual consumption of miso soup: focus on the effects on sympathetic nerve activity, blood pressure, and heart rate — Ito K., 2020, Environmental health and preventive medicine. DOI: 10.1186/s12199-020-00883-4
[4] Long-term intake of miso soup decreases nighttime blood pressure in subjects with high-normal blood pressure or stage I hypertension — Kondo H, Sakuyama Tomari H, Yamakawa S, Kitagawa M, Yamada M, Itou S, Yamamoto T, 2019, Hypertension research : official journal of the Japanese Society of Hypertension. DOI: 10.1038/s41440-019-0304-9
[8] Electrolytes: Oral Electrolyte Solutions — Harris L, Braun M., 2017, FP essentials. DOI: なし
[10] Effect of dietary sodium restriction on taste responses to sodium chloride: a longitudinal study — Blais CA, Pangborn RM, Borhani NO, Ferrell MF, Prineas RJ, Laing B., 1986, The American journal of clinical nutrition. DOI: 10.1093/ajcn/44.2.232
[14] Gradual versus abrupt sodium reduction in vegetable soup: A longitudinal sensory exposure study of hedonic response — Olarewaju VO, Chia YC, Say YH., 2026, Food research international (Ottawa, Ont.). DOI: 10.1016/j.foodres.2026.120652
[20] Ecological momentary assessment of meal context and food types contributing to salt intake at meals — Shinozaki N, Murakami K, Masayasu S, Sasaki S., 2025, The international journal of behavioral nutrition and physical activity. DOI: 10.1186/s12966-025-01780-1
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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