ホットヨガの後に体重が増える日、塩分の多い夕食と翌朝の水分を分けて考える

ホットヨガの後、ラーメンを食べた翌朝に体重が増えると、運動が無駄だったように感じることがある。塩分摂取で体重が増えたホットヨガの小規模試験と、暑熱下の補水研究から、水分の保持と体脂肪を読み分ける。汗で食事を帳消しにせず、飲水や食事を極端に減らさない記録の考え方を示す。

汗でぬれたウェアを洗濯機に入れ、夕食にはラーメンを食べた。汗はたくさんかいたのに、翌朝の体重計は昨日より重い。ここで「ホットヨガが逆効果だった」と判定するのは早い。ホットヨガを扱った小規模試験でも、塩分を多く摂る食事条件では体重が増えている。[1]

その増加を、そのまま体脂肪の増加に置き換えることはできない。運動後のナトリウム摂取は体内の水分保持に関わり、飲料の組成によって、その後に尿として出る水分量も異なる。体重の数字には、補給した水分が体内に残る過程も映るのである。[5][9]

ただし「翌朝は必ず塩分のせい」「そのうち必ず戻る」という答えでもない。研究が示すのは、食事と補水の条件を分けて体重を読む必要性だ。ラーメンを食べた夜の記録には、運動の有無だけでなく、食事と飲水の流れも添えたい。[1][5]

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

塩分を増やした食事では、ホットヨガの参加者も重くなった

「夜の有酸素運動は夕食の塩分も記録する、翌朝に戻った体重を汗と分けて読む」と「ダイエットの塩分で翌朝の体重は変わる?増えた数字と水分の出入りを読む」には、補給後の体重や塩分一般の問いを譲る。また「ホットヨガ後は食べないと決める前に、夕食を抜く判断と翌朝の食事を分けて考える」の欠食の問いとも区別する。ここではホットヨガで塩分への反応が変わるのかを軸に、体重と血管の指標を照合する。

直接の手掛かりは、黒人女性を対象とした無作為化比較試験である。参加者は20〜60歳の14人。低ナトリウム食を3日間、その後に高ナトリウム食を3日間摂り、食事条件に対する血圧や血管の反応を調べた。介入は4週間のホットヨガで、待機する対照条件と比較した。20〜60歳を含む小規模な集団の結果なので、18〜39歳の女性全体に同じ反応が出るかは、この比較だけでは判断できない。[1]

低ナトリウム食は1日31 mmol以下、高ナトリウム食は201 mmolという設定だった。mmolは物質の量を表す単位で、ここではナトリウムの摂取量を表している。研究全体では、ナトリウム負荷によって体重、実験室で測った収縮期血圧と平均血圧、尿中ナトリウム排泄量が増加した。[1]

注目したいのは、この体重増加が食事条件の比較で見られたことだ。「ヨガをしたのに重くなった」という日常の言い方では、運動だけが原因候補に見える。しかし、同じ研究の中でも、摂取するナトリウムを変えると体重は動いていた。運動後という時刻だけで原因を決めず、食事条件を併記する理由になる。[1]

これはラーメンを食べた翌朝を再現した試験ではない。決められた食事を続ける実験であり、参加者の背景も限定されている。したがって、自分の夕食後にどれだけ増えるか、その増加がいつ解消するかを予測する数字としては使わない。持ち帰れるのは、塩分条件と短期の体重変化を切り離さないという見方だ。[1]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

水分が体内に残ることには、補水としての意味もある

ナトリウムは食塩に含まれる成分で、運動時の体液調節にも関わる。運動とナトリウム摂取を扱うレビューでは、特に暑い環境での発汗によって水分とナトリウムが失われ、その量は運動の強さや長さ、環境、個人の条件によって変わると整理されている。汗をかいたという共通点があっても、失われる量には個人差がある。[9]

同レビューが示す運動後のナトリウムの働きは、喉の渇きを持続させることと、体液を保持することを通じた、血漿量や浸透圧の回復である。血漿は血液の液体成分、浸透圧は溶けた物質によって生じる水の移動に関わる性質を指す。補給したものを体内に保つ過程は、補水の目的にかなう出来事でもある。[9]

その具体例が、暑熱下で運動した男性8人の無作為化試験だ。参加者は運動で体重の1.98 ± 0.1%を失った後、失った重さの150%に相当する量の飲料を摂った。飲料は塩化ナトリウムの濃度だけを変えて比較している。男性の暑熱運動後の比較であり、18〜39歳の女性がヨガ後に飲む量へそのまま当てはめることはできない。[5]

塩化ナトリウムが40または50 mmol/Lの飲料では、ほとんど含まない飲料に比べ、その後の尿量が少なかった。研究者はこれを、より有効な再水和、つまり失った体の水分を戻す結果として捉えている。飲んだ後に尿として出る量だけを見て「たくさん出た方がよい」と決めると、この実験の読み方は逆になる。[5]

体重計の上では、水分が残ることも重さに加わる。一方、補水の研究では、必要な水分が体内に保たれることが評価対象になる。同じ「残る」を、体重の軽さを競う視点で読むか、水分回復の視点で読むかによって、意味が変わる。軽い表示が出るまで飲水を控える、という結論にはつながらない。[5][9]

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

少なく減った群で、血液の水分は保たれていた

運動中の飲料を比較した別の無作為化クロスオーバー試験も役に立つ。クロスオーバーとは、同じ人が異なる条件を経験して比べる設計だ。持久系トレーニングを積んだ男性11人が、気温34℃、湿度65%の環境で、自転車運動を最大3時間行った。男性持久系運動者の結果を18〜39歳の女性のホットヨガへ直接当てはめるには、性別と運動条件の違いが残る。[2]

飲料のナトリウム濃度は21 mmol/Lと60 mmol/Lで、いずれも糖質を含んでいた。運動中の平均飲水量はそれぞれ1.12、1.14 L/時で、体重変化は低濃度で−0.53 ± 0.40%、高濃度で−0.30 ± 0.45%だった。これらは長時間の自転車運動の数字であり、ホットヨガの飲み方の基準ではない。[2]

高濃度の条件では平均の体重減少幅が小さい一方、血漿量は0 ± 3%の変化で、低濃度の条件では−2 ± 2%だった。血漿量の条件差は統計的に有意で、差の95%信頼区間は−3.2〜−0.5%と報告されている。少なく減った体重だけを失敗扱いすると、水分が維持されたという結果を取り落とす。[2]

ただし、高濃度の方が脂肪を減らしたという結果ではない。研究の狙いは、暑熱下の長時間運動で、十分な補水を行う際の血液中ナトリウムと血漿量の維持だった。体重は、その状況を読む指標の一部である。目的の違う数字を、減量の成績表へ移し替えないことが大切だ。[2]

血管の反応が変わったことを、体重の約束にしない

ホットヨガ試験で用いられた血管の指標は、血流依存性血管拡張反応である。血流の変化に応じて血管がどのように広がるかを調べ、血管内皮、つまり血管の内側の働きを評価するものだ。体重計とは違う面から、ナトリウム負荷に対する体の反応を見ている。[1]

ホットヨガを行った後には、高ナトリウム条件でこの血管拡張反応が増加した。研究は、ホットヨガが高ナトリウム摂取に対する血管内皮機能の反応を変えたと報告している。一方、血圧反応には変化がなかった。つまり「血管の反応に変化があった」と「血圧への影響がなくなった」は、同じ結論ではなかったのである。[1]

夕食後に気になるのが体重でも、研究の血管の結果を使って「ヨガを続ければ翌朝は増えない」とは言えない。血管の広がり方は、体重増加を防いだという結果へ自動的に変換できないからだ。研究名にホットヨガと塩分が並んでいると、自分の疑問に答えが出たように感じるが、何を測った答えかを確かめる段階が残る。[1]

この違いは飲料の比較でも同様だ。自転車運動中の飲料試験は、血漿量や血液中のナトリウム濃度を評価した。回復期の飲料試験は、尿量と、その後の運動能力を調べた。どちらもナトリウムを操作しているが、答えている時間帯と結果指標が異なる。夕食後の翌朝の体重へつなぐ際には、その違いを残して読む必要がある。[2][5]

例えば帰宅後、飲み物を摂ったあとも喉が渇くと、塩分が多かった証拠だと考えるかもしれない。レビューでは、渇きには血液中のナトリウム濃度や浸透圧、体液量の変化に反応する神経とホルモンの仕組みが関わると整理されている。渇きは、夕食の塩分量を逆算する計器ではない。[9]

同レビューは、水だけで補給した場合、体のすべての水分が戻るより前に渇きを促す働きが弱まることも説明している。したがって、体重、渇き、尿の量のどれかを単独の採点基準にするより、何を観察した情報なのかを区別したい。これは飲む量を増やす指示ではなく、感覚と測定値の役割を混同しないための整理である。[9]

数字で読む塩分と運動後の体重

14人、4週間:ホットヨガ試験の対象人数と介入期間。塩分負荷で体重増加が見られた、小規模な比較である。[1]

1.98 ± 0.1%:男性8人が補水試験の前に運動で失った体重の割合。日常の目標値ではない。[5]

−0.53%と−0.30%:暑熱下の自転車試験での平均体重変化。低・高ナトリウム飲料の順である。[2]

−2%と0%:同じ試験での血漿量の平均変化。体重の減少幅だけでは補水状態を評価しきれない。[2]

79.6 kgと80.5 kg:別の食事比較試験の低・高ナトリウム条件での平均体重。個人の増減予測には使わない。[4]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder

1

2

関連記事

ご体験予約