
若い女性の試験でも、睡眠と体組成の結果は別だった
女性を対象とした研究として、健康な18〜25歳の女性40人に、未濾過のトルコ式コーヒーを飲む群とカフェインを控える群を割り付けた予備的なランダム化比較試験がある。介入前には3週間のカフェインを摂らない期間を設け、飲む群では40mLのコーヒーを毎日3杯、4週間摂取した。[5]
不眠の重さを評価する得点は、コーヒー群で4.05点増え、対照群では1.00点減った。得点の変化は睡眠の悪化方向を示すが、「眠れた時間がこれだけ減った」という数値ではない。量の単位が小さなカップに見えても、その試験で睡眠への変化が認められた事実と、普段の飲料へそのまま換算できるかという問題は分けたい。[5]
同じ試験では、体格指数、体脂肪量、除脂肪量、骨格筋量に変化はなかった。空腹時血糖や糖化ヘモグロビン、炎症指標などにも有意な影響は認められなかった。この試験では、睡眠と体組成で結果が分かれた。体重や見た目に変化がなくても、睡眠の困りごとを評価から外す理由にはならない。[5]
ただし、この研究は予備的な規模であり、多くの指標を検討した際の統計的な補正が行われていない探索的な結果である。飲料も未濾過のトルコ式コーヒーという特定の条件だ。すべてのコーヒー、すべての女性、あらゆる飲み方に同じ点数の悪化が生じると一般化することはできない。研究者も、十分な規模の試験による確認が必要としている。[5]
この結果の使い道は、コーヒーを悪者にすることではない。若い女性を対象にしても睡眠の反応を別に調べる必要があり、体組成が変わらないことだけでは評価が終わらない、と知ることである。レッスンを終えて帰宅できた、翌朝も予定どおり出勤できた。その事実だけで睡眠への影響を打ち消さず、寝つきの実感も別の欄に残したい。[5][10]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
同じ一杯という比較を、飲み物と習慣までほどいてみる
「一杯」は生活で便利な数え方だが、研究で体重当たりの摂取量を揃える条件とは異なる。持久系の試験では6mg/kgという量を用いており、コーヒーの試験では特定の抽出法と容量を定めている。両者を見比べても、カップの見た目だけで研究の条件が一致したことにはならない。飲み物の種類と量をまず言葉にすることが出発点になる。[2][5]
睡眠のレビューは、複数の摂取源から入るカフェインの量にも注意を向けている。運動前のコーヒーだけを数え、ほかに口にしたカフェインを含む飲料などを記録から落とすと、その日の全体像が見えにくい。量が分からない時は推測で精密な数字を作らず、飲んだものと分かる範囲の量を残す方が、後で確認しやすい。[10]
普段の摂取も比較の条件に入る。脳関連の系統的レビューでは、習慣的な摂取が急なカフェイン摂取の効果にどう影響するかは、さらに検討すべき問いとされている。いつも飲む友人の反応を、たまにしか飲まない自分へそのまま借りることはできない。「慣れているから問題がない」と先に決めず、習慣と実際の睡眠を並べて考える。[10][16]
比較の相手も、友人より自分の別の日の方が整理しやすい。これは遺伝子型を家庭で調べる方法ではなく、摂取と睡眠の記録を自分の生活で使うための工夫である。中央線で帰る途中の一杯、レッスン前の一杯、帰宅してからの一杯を、すべて「コーヒーを飲んだ日」に畳まない。時刻や飲料を残すというレビューの提案を、自分の行動に対応させるのである。[10]
記録の目的は、眠れない夜を自分で裁くことではない。「昨日は運動もコーヒーも違った」「今日は飲料は同じだが時刻が違った」と、何を比べているかを確かめるためだ。日常の記録は原因の確定には使えないが、摂取量と睡眠習慣を追うことは、乱れを認識し、調整を考える助けになる。[10]

よくある誤解
「カフェイン代謝が速い型なら、夜に飲んでも必ず眠れる」は飛躍である。代謝に関わるCYP1A2と、感受性に関わるADORA2Aは分けて研究されている。脳関連の系統的レビューでは、睡眠の乱れや不安にはADORA2Aの違いが関連していた。代謝のラベルだけで、睡眠への反応すべてを説明することはできない。[16]
「運動の記録がよかったから、自分にはカフェインが合っている」という判断は、夜の評価が抜けている。男性の持久系試験では成績の改善が認められたが、睡眠のレビューは就寝に近い摂取による眠りへの影響を指摘している。運動中の利益を評価する欄と、夜に払った負担を評価する欄は分ける必要がある。成績表に寝つきの欄は勝手には増えない。[2][10]
「遺伝子を調べれば飲むべき量が決まる」という期待も強すぎる。運動効果のメタ分析では、利益相反が報告された研究を除くと遺伝子型の影響が認められなくなった。スポーツ栄養のレビューも、遺伝子型だけに基づく栄養戦略の日常的な使用を支持する証拠は不十分としている。検査結果を知ることと、それだけで摂取の判断が完了することは同じではない。[12][13]
また、「眠れなかったのだから遺伝的に代謝が遅い」という自己判定も避けたい。睡眠のレビューでは、摂取量、時刻、個人の反応など複数の要素が扱われている。寝つきの悪さは見直すべき実感だが、その実感だけを遺伝情報に翻訳しない。まずは自分が確認できる飲み方と夜の経過から、問いを小さくする方がよい。[10][16]
今日からできること
- 次に運動する日は、コーヒーを含むカフェインの摂取源を飲料名と量で残す。試験の6mg/kgは研究条件であり、再現する目標量にはしない。[2][10]
- 午後や夕方以降のカフェインを減らす、就寝前を避ける、カフェインを除いた飲料を選ぶという選択肢から、生活で実行できるものを考える。全員共通の締め切り時刻を自作しない。[10]
- 運動中の好調と夜の睡眠を別々に記録する。1.8%の成績改善は男性の持久系試験の結果で、自分の睡眠の安全を示す数字ではない。[2][10]
- 友人の「平気」より自分の反応を確認する。22報をまとめたレビューでも代謝と感受性は異なる側面として扱われており、他人の反応だけでは自分の眠りを判断できない。[16]
- 遺伝情報があっても、それだけで飲む量を増やす判断はしない。食生活、運動の条件、健康状態、本人の許容度と合わせて考える。[12]
眠れないことが続く、日中の生活にも支障が出るといった困りごとは、医師に相談する対象である。相談の際には、運動だけを話題にするより、飲料と摂取時刻、夜の経過も一緒に伝える準備をしておくと、何に困っているかを具体的に示せる。記録は自分で診断するための採点表にしない。

オンザショア立川店で、通う時間を生活に組み込む
運動の予定を立てる時には、レッスンの時間だけでなく、帰宅後まで含めて通える枠を選びたい。オンザショア立川店の営業時間は8:00〜23:30で、全曜日同じ、年中無休である。JR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある。生活の中で通う場所と時間を決めるための情報として使える。
溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガやピラティス、パーソナルトレーニングがある。ヨガだけで25種類以上のレッスンを扱う。運動を続ける場所を探す際は、営業時間と種目を一緒に確認するという選び方もある。
妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。参加できる種目を確認したうえで、通う時間を考えたい。ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。案内は店のトップ、料金、体験の予約で確認できる。
参考文献
[2] The Effect of CYP1A2 Gene Polymorphisms on Caffeine Pharmacokinetics and Exercise Performance in Male Recreational Athletes — Masters C, Ali A, Badenhorst C, Dickens M, Rutherfurd-Markwick K., 2026, European journal of sport science. DOI: 10.1002/ejsc.70203
[5] Short-Term Turkish Coffee Consumption Elevates Cardiovascular Risk Markers, Decreases Leptin Levels, and Impairs Sleep Quality in Healthy Young Women: A Pilot Randomized Controlled Trial — Elsahoryi NA, Alhaj OA., 2026, International journal for vitamin and nutrition research. Internationale Zeitschrift fur Vitamin- und Ernahrungsforschung. Journal international de vitaminologie et de nutrition. DOI: 10.31083/ijvnr46713
[10] Coffee and sleep: Benefits and risks — Bagheri Davisaraei Y, Nateghi S, Rashidipour H, Raise-Abdullahi P, Rashidy-Pour , 2024, Progress in brain research. DOI: 10.1016/bs.pbr.2024.06.014
[12] Nutrigenetic Markers Related to Nutrient Metabolism, Recovery, and Performance in Athletes: a Review of Current Evidence — Özkaya M, Canbolat E., 2026, Current nutrition reports. DOI: 10.1007/s13668-026-00783-z
[13] Caffeine, CYP1A2 Genotype, and Exercise Performance: A Systematic Review and Meta-analysis — Barreto G, Esteves GP, Marticorena F, Oliveira TN, Grgic J, Saunders B., 2024, Medicine and science in sports and exercise. DOI: 10.1249/mss.0000000000003313
[16] Genetics of caffeine and brain-related outcomes – a systematic review of observational studies and randomized trials — Kapellou A, King A, Graham CAM, Pilic L, Mavrommatis Y., 2023, Nutrition reviews. DOI: 10.1093/nutrit/nuad029
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事
- ストレス発散の方法は気持ちを細かく分ける?感情の強さと種類を残す運動記録
- ストレス発散の瞑想で体を感じにくい時は触れる?手の感触と内側への注意の違い
- ストレス発散は友達と黙って歩いてもよい?会話の量と同行する支えを分けて考える
- ストレス発散は外ならどこでも同じ?散歩道の混雑と安心して歩ける条件を考える
- ストレス発散が難しい日は自分へ手紙を書く?友人を励ます視点から運動再開を考える
- ストレス発散の運動はいつ気分を採点する?直後と帰宅後を混ぜない記録の工夫
- ストレス発散で夜中に動きたい時は?考え続ける時間と運動を足す判断を分ける
- 疲労回復の献立は加熱前に量る?作り置きの取り分けと水分で変わる栄養の見積もり
- 疲労回復の消化に良い食事は汁物だけ?食べやすさと足りた感覚のずれを読む
- 疲労回復のおやつは食べた袋を残すと違う?見える記録と補食の量を考える
- 疲労回復のスイーツは口で溶かすと満たされる?噛む回数と一口の間隔の違い
- 疲労回復の夜の献立は遅いほど少なくする?運動帰りの空腹と眠りを一緒に考える
- 疲労回復のお弁当は先に詰めると量が変わる?昼の空腹と準備中の食欲を読む
- 疲労回復の食べ物は頭の疲れでも増やす?考え続けた後の空腹と消費を読み分ける
- 疲労回復の食べ物は一日だけで栄養判断?記録の日数と普段の摂取を読み分ける
- 運動と睡眠の記録は一分刻みで十分?短い目覚めと測定単位の関係を読む
- 運動と睡眠の朝散歩、手首の明るさは目と同じ?光の測定場所から記録を読む
- 運動後の睡眠が浅い気がする朝、実感と測定の食い違いをどう記録すればよいか
- 運動する気にならない日は見本を見るだけ?頭の中の練習と実際の一歩を分ける
- 運動する機会がない日は移動時間も見直す?通う負担と動く負担を分ける考え方
- 運動する量と普段の歩数は何日で比べる?当日・翌日・週平均で違う見え方
- 運動する理由は年齢で変わる?年代別の違いと同じ人の目的の変化を読み分ける
- 体力をつける運動は荷物を持つと別物?買い物帰りの階段と息のきつさを読む
- 体力を温存する歩き方は信号待ちも含める?停止と再加速で変わる道の選び方
- 体力を戻すには昔の感覚を頼ってよい?休む前の自信と今できる動きを照らし合わせる
- 体力をつける習い事は家事の前か後か?帰宅後に残る作業から通う順序を考える
- 体力を増やす筋トレ、重い荷物で進歩は分かる?持てる重さと運ぶ時間の比べ方
- サイドプランクの回旋は胸からひねる?骨盤と胸の向きを別々に確かめる練習の考え方
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
2







