ストレッチポールのトレーニング方法、30秒で止めるか2分続けるかを分ける

ストレッチポールのトレーニングを30秒で止めるか、2分や10分まで続けるか。健康な男性の太もも後面、若年男子の反応時間、子どもの競泳、慢性の腰痛、自転車練習の直後を、対象と測ったものごとに分けて読む。休止を、合計時間が同じ比較の結果としては読まない。

床に置いたストレッチポールの横で、タイマーをどこに合わせるか迷う。短く区切るか、転がし続けるか。長く取り組んだ満足感はあっても、欲しいのはタイマーの記録ではなく、動きやすさの変化だ。まず、研究が何のために秒数を変えたのかを確かめたい。

健康な男性57人の試験では、太もも後面を2分転がす条件と10分転がす条件を、20分安静と比べている。肩を回す可動は、どちらの長さでも安静より改善し、2分と10分のあいだに差は出なかった。大腿二頭筋の硬さ、最大の力、クレアチンキナーゼにも、二つの長さの差は出ず、2分を10分へ延ばしても急性の上乗せはなかった、と著者らはまとめている。別の試験では、部位あたり30秒の群が60秒の群より、利き手の視覚反応時間が短かった。ただし安静との差は採点の仕方で揺れ、著者らは30秒を勧める実用の結論を出していない。比べているのは、合計の転がす時間を同じにして休止の有無だけを替えた条件ではない。どちらも男性を対象としており、18〜39歳の女性へ同じ秒数をそのまま勧める根拠にはできない。[13][12]

既存記事「ストレッチポールに乗るだけの90秒は同じ?静止圧迫の試験で比べた条件」には、乗っているだけの圧と転がす条件の対比を譲る。既存記事「ストレッチポールは途中で圧を抜く?押している間と外した後の血流を読み分ける」には、圧を抜いたあとの血流を譲る。既存記事「ストレッチポールは週末にまとめて使う?長く転がす量と週の予定を分けて読む」には、週のどこへ量を置くかを譲る。ここでは、1回の中で秒数を変えた試験と、もともと短い区切りを置いた手順を、誰の何の測定だったかで分ける。

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合計の秒数をそろえた休止は、この試験の比べ方ではない

読者が知りたいのは、転がしている合計が同じなら、途中で手を止める意味があるかどうかだ。股関節を柔らかくするときの既存記事「股関節を柔らかくする時は途中で戻す?連続と分割で同じ秒数を伸ばす試験を読む」は、止めて伸ばす秒数の連続と分割を扱う。ポールを往復させる区切りへ、その結果を写すことはできない。こちらの試験が実際に置いたのは、長さの違う1回、部位あたりの秒数、準備の中に最初から休みを入れた手順、週や月の単位で足した手順である。[13][12][17]

だから「休止を入れれば同じ合計で得をする」とも「休止は無駄で、長いほど柔らかい」とも、一つの順位にはならない。2分と10分を同じ人の脚で交互に試したわけでもない。30秒と60秒を比べた相手は、太ももの角度ではなく手の反応時間である。平均年齢11.07歳の競泳では、30秒を4本、間に10秒を置くローラーを従来の準備へ足しても、足首の可動とキックの成績は条件のあいだで分かれなかった。秒数の数字だけを拾って、夜のタイマーの正解にする読み方は、比べた相手を落としている。[13][12][17]

隣の問い「ストレッチポールでふくらはぎを押す間は足首も動かす?静止との違いを読む」は、押しているあいだに関節を動かすかどうかに譲る。転がしたあとに自分で動く角度と、他者に動かされる角度のどちらが広がったかも、別の問いとして置いておく。今夜の記録に残すのは、止めた秒数と、そのあと何が楽になった感じがしたかだけでは足りない。誰の試験の、どのテストが動いたかを先に書く。[10]

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太もも後面の2分と10分で、硬さと力は分かれなかった

Hoferらは、健康な男性57人を3群に無作為に分けた。高用量の群は太もも後面を片側10分、低用量の群は片側2分、フォームローラーで転がす。対照は20分の安静である。前後に見たのは、長座で手を伸ばす到達、肩を回して手が届く範囲、最大の等尺性の力、大腿二頭筋の硬さ、クレアチンキナーゼである。1回きりの急性の比較であり、何週も同じ長さを続けた試験ではない。健康な男性の結果を、18〜39歳の女性にそのまま当てはめることはできない。[13]

線形混合モデルでは、到達のテストと肩を回すテストに時間の効果があり、肩を回すテストには群の効果もあった。肩を回す可動は、10分の群でも2分の群でも安静より改善し、二つの長さのあいだに差は検出されなかった。一方、筋の硬さ、最大の力、クレアチンキナーゼには、介入の二つの群のあいだで差が見られなかった。著者らのまとめは、フォームローラーを2分から10分へ延ばしても、急性の追加の利益はなかった、というものである。[13]

ここが、床の上の感覚とずれやすい。10分もゴロゴロした脚は、仕事をした感じが残る。しかしこの試験で長さによって分かれなかったのは、転がした筋肉の硬さと、その場の最大の力と、筋の損傷の目印に使われるクレアチンキナーゼである。動いたと報告されたのは、太ももそのものの硬さの差ではなく、肩を回すテストのほうで、しかも短いほうでも安静より動いていた。長く転がした達成感と、測られた硬さは、別の席に座っている。[13]

対象は健康な男性である。講義のあとの女性の脚、痛みのある脚、何年もポールを使っている脚へ、2分で十分という処方にはならない。到達のテストに時間の効果があったことは、前後で点数が動いたことを示す。安静より2分が勝った、と到達のテストについてまで言い換える文は、肩を回すテストについて書かれた群の差とは別である。今夜2分だけ転がして肩が回るかは、この57人の平均の話であり、自分の1回の合格証ではない。対照は20分の安静で、2分の途中に休みを挟んだ条件ではない。[13]

数字で読む区切りの長さ

57人。健康な男性を、太もも後面の10分、2分、20分の安静に分けた急性の試験の人数である。[13]

2分と10分。肩を回す可動はどちらも安静より改善し、長さのあいだの差は検出されなかった。[13]

−21.86ミリ秒。部位あたり30秒の群の最良試行が60秒の群より短かった調整後の差で、95%信頼区間は−30.31から−13.41である。[12]

102人。U16からU18の男子選手を、30秒、60秒、安静へ等しく割り付けた反応時間の試験である。[12]

30秒を4本。間の休みは10秒で、平均年齢11.07歳の女子競泳19人の準備に足した手順である。[17]

−0.86 cm。慢性の腰痛60人を6週間追った試験での、痛みの変化の群間平均差。95%信頼区間は−1.57から−0.15である。[8]

30秒4本と10秒の休みは、平均11歳の準備だった

休みの秒数まで書いてあるのは、競泳のウォームアップである。競技をする女子19人、平均年齢11.07歳(標準偏差1.42)が、3日の無作為化クロスオーバーで三つの準備を受けた。従来の陸上と水中の準備、そのあとに振動するフォームローラーを足す条件、振動しないローラーを足す条件である。セルフ筋膜リリースは30秒を4本、間に10秒休み、大腿四頭筋、大殿筋、ハムストリング、下腿三頭筋、足底腱膜を対象にした。子どもの競泳選手の結果から、18〜39歳の女性に適した休止の秒数は決められない。[17]

左右の背屈、底屈、25メートルと50メートルのキックのタイム、速度、回数のいずれも、三条件のあいだに有意差はなかった(pは0.05より大きい)。効果量は背屈0.33〜0.59、底屈0.36〜0.51、キックのタイム0.32〜0.39、速度0.33〜0.43、回数0.10〜0.24である。著者らは急性の利益は見られなかったとし、振動の有無にかかわらず準備へ加えられると述べ、より大きな標本と別の手順を勧めている。この10秒は、大人の夜の休止の型ではない。三つの準備は、従来の手順と、そのあとに区切りつきのローラーを足す手順である。子どものキックで差が出なかったことを、大人では休みが無意味だという証拠にもしない。[17]

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宮川涼 Founder

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