
スマートフォンなら、撮り方の方式まで確認する
成人46人を対象とした比較研究では、スマートフォンを使う方式と据え置き型などの装置が比較された。参加者の平均年齢は23.3歳だった。スマートフォン側には、独立した平面画像を2枚使う方式と、被験者が全周回転する間に連続画像を集める方式があり、それぞれ重複して測定された。[4]
周囲径を平均した技術誤差は、平面画像を使う方式で0.9cm、回転して撮る方式で0.5cmだった。相対的な技術誤差は順に1.5%と0.9%である。ここでいう技術誤差は、同じ方法で繰り返した測定のばらつきを表す。脂肪が減る効果の大きさを示した数字ではない。[4]
全身の体積では、平面画像方式の技術誤差が2.2L、回転方式が0.8Lで、相対的には3.0%と1.1%だった。比較された大型の装置の全身体積の技術誤差は0.7Lと0.8Lだった。回転方式のアプリは、大型装置と似た信頼性を示したと評価されている。[4]
この研究から言えるのは、手軽な機器でも方法によっては有望だということだ。同時に、スマートフォンという同じ入口でも結果は揃わない。「スマホで測れた」だけでは、どの方式の研究結果が関係するか決まらない。撮影方式は、記録画面の色より先に確かめたい項目である。[4]
脚だけの経過なら、さらに注意点がある。この比較では、部位ごとの体積は相対的な誤差がより大きかった。全身で良い成績を示したからといって、脚の小さな変化の判定には、脚についての誤差を確かめる必要がある。全身と部位、周囲径と体積を行き来する際には、研究で評価した項目を見失わないことだ。[4]
記録を始める前には、測定画面に何が表示されているかを言葉で書いてみるとよい。「脚の体積」「太ももの周囲径」「全身の体脂肪率」は、似た目的で眺めていても別の測定値である。比較研究でも別の項目として扱われたものを、日々の記録でも分けて残すという考え方だ。[3][4]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
新しい推定式で改善しても、個人のずれは残る
スマートフォンの立体画像から体脂肪率を推定した別の研究には、男性73人、女性58人、計131人が参加した。平均年齢は33.7歳で、新しい推定式をDXAと比較した検証研究である。繰り返しの信頼性に加え、基準との一致も検討された。男女を含み年齢にも幅があるため、18〜39歳の女性だけで同じ性能になるかは別に確かめる必要がある。[3]
繰り返し測定の技術誤差は0.5〜0.7ポイントで、級内相関係数は0.996〜0.997だった。級内相関係数は、繰り返した測定の揃い方を評価する指標である。一方、DXAとの比較で、平均絶対誤差は約3.5ポイント、推定の標準誤差は約4.2ポイントだった。繰り返しの誤差と基準からのずれでは、違う大きさの数字が出ている。[3]
平均絶対誤差は、基準とのずれをプラスとマイナスで打ち消さず、その大きさとして平均したものだ。ここでの約3.5は、体脂肪率を表す数値のポイント差であり、脚の脂肪が同じ割合だけ減ったという意味ではない。測定結果の説明に使う数字と、運動の効果を説明する数字を混ぜないようにしたい。[3]
この研究では、±2ポイントの同等性の範囲を設定した検定で、推定式とDXAの統計的同等性が認められた。同時に、個人のずれを見る平均絶対誤差も報告されている。同等性を示す検定に通ったことは、参加者全員の値がその範囲内に収まったという意味ではない。[3]
先ほどの成人265人の研究では、体脂肪率は低く推定され、補正の必要が指摘された。新しいスマートフォン研究では、推定式とDXAの同等性が支持された。この違いを、立体スキャンは信用できるかできないかの二択にする必要はない。装置、計算方法、対象集団が違う研究として読み、手元の方法がどの検証に対応するかを見るべきである。[3][6]
また、どちらも測定法の性能を調べる研究であり、ある運動をすると脚の脂肪がどれだけ減るかを調べる介入試験ではない。測れる可能性と、変える方法の有効性は別の問いだ。立体像が出ることを、そのまま運動法の証明に使うことはできない。[3][6]

よくある誤解
「立体だから、太もももふくらはぎも同じくらい正確」という理解は広すぎる。子どもと青少年473人の比較研究では、通常の身体計測との一致は、ふくらはぎの周囲径などでは優秀、太ももの周囲径などでは良好と評価が分かれた。対象は成長期であり、18〜39歳の女性にこの評価をそのまま当てはめることはできない。同じスキャンの中でも部位ごとに検証が必要だと分かる。[8]
この研究では、妥当性に性別、体重、年齢による違いも見られた。測定者内の信頼性は優秀でも、通常の計測との一致が低下する項目には注意が必要とされた。繰り返してよく揃うことだけを根拠に、あらゆる部位や人に同じ性能を期待しないほうがよい。[8]
「相関が強いなら、少し減った日も確実に変化した」という理解にも飛躍がある。脚の研究では強い相関とともに、繰り返し測定の一致限界も示された。その3〜5%をすべてのアプリ共通の合格ラインにすることもできない。手元の方法についての誤差と照らす必要がある。[2][4]
「体脂肪率が低く表示される機器ほど、自分に合っている」と選ぶのも違う。赤外線スキャナーの検証では、比較法より低い推定値が、補正を必要とする問題として扱われた。うれしい数字が出ることと、測定が合っていることは別だ。測定器に褒めてもらうために、測定器を替える必要はない。[6]
今日からできること
- 記録の欄を「周囲径」「脚の体積」「推定体脂肪率」に分ける。成人46人の比較で周囲径と体積が別々に検証されたように、違う値を同じ成果として足し合わせない。[4]
- アプリの説明では撮影方式を確認する。比較研究で使われた平面画像2枚の方式と全周回転の方式では、周囲径と全身体積の技術誤差が異なった。[4]
- 続けて測る機会があれば、値がどの程度揃うかも記録する。ただし、それだけで基準との一致まで確定しない。男性15人の脚の研究でも信頼性と妥当性は分けて検討された。[2]
- 経過を比べる途中で方法を替えた場合は、その境目を残す。成人265人の検証では、測定法によって体脂肪率に有意な差があった。異なる方法の値を切れ目なくつなぐのは慎重にしたい。[6]
- 小さな表示の動きだけで食事や運動を急に変える前に、誤差の説明に戻る。成人131人の検証でも、繰り返しの技術誤差とDXAからの平均絶対誤差は同じ大きさではなかった。[3]

オンザショア立川店で、画像の外にも予定を置く
記録を眺める時間とは別に、身体を動かす場所を予定に入れておく。オンザショア立川店は、営業時間が8:00〜23:30、年中無休の溶岩ホットヨガスタジオである。JR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある。
溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガやピラティスもある。ヨガだけで25種類以上のレッスンを用意し、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングも扱う。通う時間と取り組む内容を選び、運動を続ける場所として利用できる。
参加条件も予定を立てる前に確認したい。医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中の方は溶岩ホットヨガへの参加はできず、常温のマタニティヨガが選択肢となる。
ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。
場所と内容は店のトップ、料金は料金ページで確認できる。体験の予約も用意している。
参考文献
- The Reliability and Validity of a Portable Three-Dimensional Scanning System to Measure Leg Volume — Ashby J, Lewis M, Sunderland C, Barrett LA, Morris JG., 2023, Sensors (Basel, Switzerland). DOI: 10.3390/s23229177
- Smartphone three-dimensional imaging for body composition assessment using non-rigid avatar reconstruction — Tinsley GM, Rodriguez C, Florez CM, Siedler MR, Tinoco E, McCarthy C, Heymsfield, 2024, Frontiers in medicine. DOI: 10.3389/fmed.2024.1485450
- Mobile phone applications for 3-dimensional scanning and digital anthropometry: a precision comparison with traditional scanners — Tinsley GM, Rodriguez C, Siedler MR, Tinoco E, White SJ, LaValle C, Brojanac A, 2024, European journal of clinical nutrition. DOI: 10.1038/s41430-024-01424-w
- Validation of a three-dimensional body scanner for body composition measures — Harbin MM, Kasak A, Ostrem JD, Dengel DR., 2018, European journal of clinical nutrition. DOI: 10.1038/s41430-017-0046-1
- Validity and intraobserver reliability of three-dimensional scanning compared with conventional anthropometry for children and adolescents from a population-based cohort study — Glock F, Vogel M, Naumann S, Kuehnapfel A, Scholz M, Hiemisch A, Kirsten T, Rieg, 2017, Pediatric research. DOI: 10.1038/pr.2016.274
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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