下半身太りは母親に似ると決まる?家族の体型と遺伝率の数字を読み解く

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同じ遺伝の研究でも数字が違うのはなぜか

遺伝率が高いという研究の横に、低めの数字を示す研究があっても、片方を消して読むべきではない。平均65歳のスウェーデンの双子を調べた研究では、ウエスト・ヒップ比の分散に対する遺伝的寄与が男性28%、女性49%と推定された。BMIについては男性58%、女性73%で、同じ集団でも指標によって値が異なっていた。高齢の双子で得た推定値を、18〜39歳の女性にそのまま当てはめることはできない。[16]

一方、59〜70歳の白人男性の双子265組を調べた研究では、ウエスト・ヒップ比の遺伝率の推定値は0.31で、統計学的には明確な結果ではなかった。全体的な肥満度を調整した肩甲骨の下の皮下脂肪厚の指標では、遺伝率0.60という、よりはっきりした遺伝的寄与が見られた。同じ「脂肪分布」でも、周囲径から読む指標と皮下脂肪厚から読む指標で結果が違ったのである。高齢男性の結果は、18〜39歳の女性の推定値としては使えない。[20]

この59〜70歳の男性双子研究では、皮下脂肪厚に基づく指標と周囲径に基づく指標の相関は0.26〜0.37だった。研究者は、両者が脂肪分布の異なる側面を測っていると結論づけている。巻尺の数字と皮下脂肪の厚みを、同じものの別名として扱わない理由がここにある。この相関の大きさも、18〜39歳の女性にそのまま移せる数値ではない。[20]

スペインのビルバオ周辺に住むロマの人々の家族研究では、50の拡大家族に属する372人を調べ、ウエスト・ヒップ比の遺伝率を0.60と推定した。研究者自身、一般的な家族研究の推定値より高いと報告している。対象集団が違えば、推定値を読む条件も変わる。特定地域の拡大家族の結果であり、18〜39歳の女性一般に同じ遺伝率を当てはめることはできない。[9]

これらの研究から「本当の遺伝率は真ん中あたり」と平均して、自分用の数字を作る必要はない。脚の脂肪割合、ウエスト・ヒップ比、皮下脂肪厚は異なる対象であり、参加者の年齢や背景も異なる。推定値の違いは、体型を単独の数字で説明する難しさを示している。[9][16][17][20]

中央線の車窓に映った姿と、研究で得られた比率を同じ採点表に載せることはできない。見るならまず、数字の隣に書かれた対象者と測定方法だ。高い値だけを集めれば「何も変わらない」という話に見え、低い値だけを集めれば「全部生活次第」という話に見える。どちらも研究の条件を落としてしまう読み方になる。[9][16][20]

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体重の遺伝と脚への分布の遺伝は同じ問いではない

遺伝子と脂肪分布の関連を調べた家族研究には、体重と分布を分ける手がかりがある。248家族、1,428人を対象とした研究は、POMCという遺伝子の一般的な違いと、肥満に関わる指標の関連を調べた。年齢、性別、喫煙、運動、飲酒を調整しても、特定の遺伝子の違いとウエスト・ヒップ比の関連が見られた。家族単位の結果を18〜39歳の女性だけの関連の大きさとして読むことはできない。[18]

さらにBMIを調整した後も、同程度の関連が残っていた。一方、調べた遺伝子の違いとBMIそのものの間には関連がなかった。これは、脂肪がどこに分布するかに関わる遺伝的な特徴と、体格全体に関わる特徴を、ひとまとめにできないことを示す結果である。[18]

関連の大きさは、対象の遺伝子型に関わる対立遺伝子ごとに、ウエスト・ヒップ比が0.2標準偏差高いというものだった。標準偏差は、その集団の中で測定値がどれほど散らばっているかを表す尺度だ。ヒップが何センチ大きくなるか、脚の脂肪が何グラム増えるかを直接示した数字ではない。[18]

ロマの家族研究でも、全体的な脂肪の多さを表す指標どうしは、脂肪分布の指標と比べて強く関連していた。全体の脂肪量と分布の間に、主要な共通の遺伝的要因は見いだされず、一方で共通する環境要因が働いていたと報告された。単に「太りやすい家系」という言葉では、この違いが見えなくなる。[9]

「母より軽いのに脚は似ている」「姉妹で体重が近いのに印象が違う」。そうした疑問を持ったときは、体重の順位だけで答えを出さなくてよい。研究が分けて測っているものを、自分を見るときにも分ける。その姿勢は、家族に似た体型を欠点の名前にしないためにも役立つ。[9][18]

また、脚の脂肪を少なくすることを無条件に良い目標にはできない。多世代家族研究では、脚の脂肪割合は糖尿病と逆の関連を示し、年齢、性別、体格を考慮してもその関連が見られた。これは観察研究であり、脚の脂肪を増やせば病気を防げるという意味ではない。ただ、見た目で気になる部位を、そのまま健康上の悪い部位と決めることにも根拠がない。[17]

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よくある誤解

「母親に似ているから、これからの体型も決まっている」。脚の脂肪の遺伝率を推定した研究は、母娘の将来の一致率を調べたものではない。女性で高い推定値が得られたことは、母親だけが形を決めることの証明にもならない。家族の写真から、運動後や年月が過ぎた後の自分を確定する読み方はできない。[17]

「遺伝の影響があるなら、生活を考える意味がない」。子どもの体重を扱った系統的レビューでは、遺伝の強い寄与とともに、児童期の家族環境の関与が示された。遺伝と環境を勝ち負けにすると、この結果を取りこぼす。ただし、環境も関わるということから、特定の生活改善で脚の脂肪がどれだけ変わるかまで約束することはできない。[2]

「食べ方が違えば、同じ遺伝でも必ず差がつく」。一卵性双子の男性153組、女性158組を調べた横断研究は、組内の食事の違いと体脂肪などの違いを比較した。見つかった有意な関連は少なく、男性に限られていた。多数の項目を調べた影響を考慮した後も有意だったのは、男性の植物油摂取量とウエスト変化の逆の関連だけだった。[15]

この結果を女性の下半身向けの食品選びに直結させることはできない。また、食事の影響が一切ないという証明でもない。同じ遺伝的背景や共有する家族環境を考慮した設計でも、食事の違いと体の違いが単純には対応しなかった。母と娘が似た食事をして似た体型だという身近な観察だけなら、なおさら原因の断定を急がなくてよい。[15]

今日からできること

  • 家族との比較で気になる点を言葉にする。脚の脂肪割合を調べた471人の研究と、腹囲の比を調べた研究は同じ問いではない。「体重」なのか「脚の形」なのかを分けてから情報を探す。[17][18]
  • 遺伝率の数字を見たら、対象と測定部位を一緒に確かめる。脚の脂肪割合で得られた40%を、自分の脚のうち変えられない部分の割合として使わない。[17]
  • 「母親似だから」と言いたくなったら、家庭の影響も含む説明に言い直す。双子研究9件と養子研究5件のレビューは、子どもの体重について遺伝と家族環境の両方を検討している。[2]
  • 家族と同じ食品を避けることを、脚の形を変える近道にしない。一卵性双子の食事研究では、女性158組で男性と同じ関連は得られておらず、女性の脚向けの献立を決める結果ではない。[15]
  • 見た目の悩みと健康の心配を分けて相談する。脚の脂肪と糖尿病の逆の関連が見られた家族研究もあり、脚の脂肪だけを健康の採点表にはできない。個別の健康状態の判断は医師に相談する。[17]
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オンザショアで家族との比較を離れる時間を持つ

家族の体型を見比べる時間から、自分が続けたい運動を選ぶ時間へ切り替える。オンザショア立川店には、溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガやピラティス、パーソナルトレーニングがある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、家族と同じ種目を選ぶことより、自分の予定に組み込めるかを考えたい。

参加条件は予約の前に確認したい。妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。料金と体験の予約で条件を確認できる。

営業時間は8:00〜23:30、年中無休。JR立川駅北口から徒歩1分で、所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fである。仕事帰りか休日か、通える時間帯を先に決めると、生活の中で続ける場所として検討しやすい。

参考文献

[2] The genetic and environmental influences on childhood obesity: a systematic review of twin and adoption studies — Silventoinen K, Rokholm B, Kaprio J, Sørensen TI., 2010, International journal of obesity (2005). DOI: 10.1038/ijo.2009.177

[9] Heritability and genetic correlations of obesity-related phenotypes among Roma people — Poveda A, Ibáñez ME, Rebato E., 2012, Annals of human biology. DOI: 10.3109/03014460.2012.669794

[15] Associations between dietary intake and body fat independent of genetic and familial environmental background — Hasselbalch AL, Heitmann BL, Kyvik KO, Sørensen TI., 2010, International journal of obesity (2005). DOI: 10.1038/ijo.2010.1

[16] Genetic and environmental influences on body fat distribution, fasting insulin levels and CVD: are the influences shared? — Nelson TL, Vogler GP, Pedersen NL, Hong Y, Miles TP., 2000, Twin research : the official journal of the International Society for Twin Studies. DOI: 10.1375/136905200320565689

[17] Sex and genetic effects on upper and lower body fat and associations with diabetes in multigenerational families of African heritage — Miljkovic-Gacic I, Wang X, Kammerer CM, Bunker CH, Patrick AL, Wheeler VW, Kulle, 2008, Metabolism: clinical and experimental. DOI: 10.1016/j.metabol.2008.01.022

[18] Association between common polymorphisms of the proopiomelanocortin gene and body fat distribution: a family study — Baker M, Gaukrodger N, Mayosi BM, Imrie H, Farrall M, Watkins H, Connell JM, Ave, 2005, Diabetes. DOI: 10.2337/diabetes.54.8.2492

[20] Genetic and behavioral influences on body fat distribution — Selby JV, Newman B, Quesenberry CP, Fabsitz RR, Carmelli D, Meaney FJ, Slemenda, 1990, International journal of obesity. DOI: なし

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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