基礎代謝を上げる食事回数は?小分けの熱産生を何時間測るかで考える

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空腹感が変わっても消費が増えたとは限らない

小分けにする理由が「お腹が空きにくいから」であれば、消費量とは別にその結果を読む必要がある。通常体重の女性14人による無作為化クロスオーバー試験では、同じエネルギー量を朝夕の2回か、朝昼夕の3回に分けた。呼吸室で36時間を過ごし、消費と満腹感を調べている。[7]

朝食後の食事間隔は、2回条件で8.5時間、3回条件で4時間であった。3回にすると24時間の満腹感は高まったが、24時間のエネルギー消費、食事誘発性熱産生、活動による消費、睡眠時の代謝に影響はなかった。[7] 食べ方で得られた満足感を、代謝が上がった証拠に置き換えないことが肝心である。

この女性の試験では、3回条件で24時間の脂肪酸化は増えた一方、朝食由来の脂肪を酸化する量は少なくなった。[7] 一方だけを取り出して「脂肪が燃えた」と書くと、何を、いつ測ったかが見えなくなる。燃料として使う脂肪の指標も、総エネルギー消費や体脂肪の長期変化と同じ数字ではない。[7][10]

しかも、満腹感の答えは比較した回数の組み合わせによって異なる。先ほどの男女15人の試験では、3回から6回にすると満腹感の積算値に差はなく、空腹と食べたい気持ちはむしろ強かった。[10] 飲料を比べた男女14人の試験でも、小分けより一度に飲むほうが空腹を強く抑えた。[5]

食事回数のレビューには、回数を増やすと空腹を減らし食欲の調整に役立つように見える、という整理もある。[6] それでも個々の試験を並べると、2回から3回にする比較と、3回から6回にする比較、飲料を短い間隔で分ける比較では結果がそろっていない。[5][7][10] 「小分け」という名前だけで、異なる食べ方を同じ方法にまとめるのは粗すぎる。

昼休みのあとの空腹に困っている人と、食べる機会を増やすほど気になってしまう人に、同じ回数を割り当てる理由はない。空腹がどう変わるかを確かめることと、代謝を上げる方法を探すことは、記録する項目から分けてよい。試験でも、空腹の変化と消費の変化は必ずしも並んでいなかった。[7][10]

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「規則的」と「回数が多い」は別の比較である

回数をそろえることの研究も、小分けの根拠として紹介されやすい。健康でやせ型の女性9人、18〜42歳を対象にした無作為化クロスオーバー試験では、毎日6回食べる条件と、日によって3〜9回に変える条件を、それぞれ14日間経験した。週全体での食事回数はそろえてある。[11]

実験室で同じ試験食を食べたあとの3時間の熱産生は、不規則な条件のあとで低かった。一方、空腹時の安静時代謝、体重、食事記録から求めた平均エネルギー摂取量には有意な差がなかった。[11] 食後の反応に差があるから基礎代謝にも差がある、とここでも読み替えられない。

この比較は、毎日少ない回数の人を毎日多い回数に変えたものではない。週全体の回数を保ちながら、日ごとの変動を作っている。[11] したがって、結果から全員が毎日6回食べるべきだとは導けない。規則性の研究を、回数を増やす研究に着替えさせないことが大事である。

肥満のある女性10人を対象にした別の無作為化クロスオーバー試験でも、毎日6回の規則的な条件と、3〜9回に変動する条件を各14日間比べた。規則的な条件では摂取量が少なく、試験食後の熱産生が大きく、食後のインスリン反応や空腹時の脂質の一部にも違いが認められた。[14] 肥満のある女性で得られた結果のため、18〜39歳の女性全体に同じ変化が生じるかは、この試験だけでは決められない。

ただし、この試験では実際の摂取量も変わっている。[14] 同じ総量を分けるだけで消費量が増えるか、という問いへの直接の答えとして扱うには、比較条件を分ける必要がある。食べ方の規則性を見直す話と、総量を固定した回数比較の話を区別すれば、一見食い違う結果を無理に片方へ寄せずに読める。

また、これらは少人数の女性を対象に、それぞれの条件を短期間試した研究である。[11][14] 体格の異なる人や勤務が不規則な人に、同じ食事表をそのまま当てはめる答えではない。まず自分が困る場面を具体化したい。毎日同じ回数でないこと自体を失敗とするより、予定の変更で食事をどう組み直したかを見るほうが、生活の相談として扱いやすい。

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よくある誤解

「食べる回数だけ熱産生が足されるので、小分けなら一日中よく燃える」。この説明のうち、同じ総量を分けるだけで一日の消費が増える、という筋書きは、24時間を測った試験では支持されなかった。[1][10][12] 熱産生の反応が何度あるかと、反応全体の大きさを同じものとして数えている点に飛躍がある。

「小分けが有利でないなら、食事はまとめるほどよい」。これも別の結論だ。飲料試験で一度の摂取後の消費が高かったのは2.5時間の結果であり、女性の2回と3回の比較では、消費が変わらなくても3回のほうが満腹感を保った。[5][7] 一つの指標が高い食べ方を、そのまま日常の最適解にはできない。

「回数を増やす人は体重が軽いのだから、代謝が高いはず」。食事回数とエネルギー収支を検討したレビューは、観察研究で見られた関係に、体重増加後の食べ方の変更や摂取量の過少申告が影響しうると指摘した。全身の消費を測る研究では、小分けとまとめ食いで24時間の消費に差がなく、回数が体重に影響するとしても摂取側を介する可能性があると整理している。[17]

観察された関係と、総量をそろえて食べ方を変えた結果は、証拠としての役割が違う。[17] 食事回数の多い人を見て、その生活全体から回数だけを抜き取り、自分も同じ回数にすればよいと考えるのは早い。研究の数字を見るときは、「比べた人」「そろえたもの」「測った時間」をひと続きに確認したい。

今日からできること

  • 食事を分けたい日は、普段の食事の一部を移すのか、別の食品を足すのかを先に区別する。1日3回と6回で消費に差がなかった試験は、総エネルギーをそろえた比較である。[10]
  • 回数を変える目的が空腹への対応なら、食べる前後の空腹と、次の予定までの過ごしやすさをメモする。2回と3回では満腹感が高まったが、3回と6回では空腹が強まった試験もある。[7][10]
  • 研究紹介で食後の消費が高いと見たら、2.5時間の結果か、24時間の結果かを確かめる。測定時間の違う数字を、そのまま一日の成果として比べない。[5][12]
  • 毎日6回と日ごとに3〜9回を比べた研究を、全員への回数指定として使わない。見直すなら、増やすことと日ごとの変動を小さくすることを分けて考える。[11][14]
  • 「痩せるために回数を守る」を唯一の目標にしない。消費量を増やす効果が示されなくても、満腹感は別に評価できる。食事療法を受けている場合の変更は医師に相談する。[6][7]

食事を記録するなら、回数の横に「仕事の都合で遅れた」「昼の残りを移した」「空腹で追加した」と短い事情を添えてもよい。研究で総量や間隔をそろえるのは、何が違いを作ったかを見分けるためだ。[7][10] 日常では条件を厳密に固定する必要はないが、事情が残っていれば、回数という数字だけで自分の食べ方を裁かずに済む。

体重を変えることを望んでいない人にも、この区別は役立つ。食事の予定を生活へ収める相談と、消費量を増やす相談を混ぜずに済むからだ。中央線の乗り換えに合わせて弁当を分けるのなら、その目的は予定の調整で十分である。小分けのたびに代謝の成果まで求める必要はない。少なくとも、回数の多さだけを一日全体の消費増加の証拠にはできない。[6][12]

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オンザショアで食事と運動の予定を組む

食事回数の正解を増やすより、日々の予定に運動の時間を置きたい。オンザショア立川店は、続ける場所を探すときの選択肢である。営業時間は全曜日8:00〜23:30、年中無休。JR立川駅北口から徒歩1分のため、仕事や用事の前後を候補にして通う時間を考えられる。

所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fである。溶岩プレートを敷いたスタジオのホットヨガに加え、常温のヨガやピラティス、パーソナルトレーニングがあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。種目を選ぶときも、まず自分の予定に収まる形から考えたい。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。参加条件や内容は店舗案内で確認できる。

ヨガの体験は税込1,980円。60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。料金と体験予約を見ながら、食事の予定と併せて通う時間を考えたい。

参考文献

[1] Compared with nibbling, neither gorging nor a morning fast affect short-term energy balance in obese patients in a chamber calorimeter — Taylor MA, Garrow JS., 2001, International journal of obesity and related metabolic disorders : journal of the International Association for the Study of Obesity. DOI: 10.1038/sj.ijo.0801572

[5] A randomized cross-over study of the effects of macronutrient composition and meal frequency on GLP-1, ghrelin and energy expenditure in humans — Ingves S, Vilhelmsson N, Ström E, Fredrikson M, Guldbrand H, Nystrom FH., 2017, Peptides. DOI: 10.1016/j.peptides.2017.04.011

[6] International Society of Sports Nutrition position stand: meal frequency — La Bounty PM, Campbell BI, Wilson J, Galvan E, Berardi J, Kleiner SM, Kreider RB, 2011, Journal of the International Society of Sports Nutrition. DOI: 10.1186/1550-2783-8-4

[7] Acute effects on metabolism and appetite profile of one meal difference in the lower range of meal frequency — Smeets AJ, Westerterp-Plantenga MS., 2008, The British journal of nutrition. DOI: 10.1017/s0007114507877646

[10] Effects of increased meal frequency on fat oxidation and perceived hunger — Ohkawara K, Cornier MA, Kohrt WM, Melanson EL., 2013, Obesity (Silver Spring, Md.). DOI: 10.1002/oby.20032

[11] Decreased thermic effect of food after an irregular compared with a regular meal pattern in healthy lean women — Farshchi HR, Taylor MA, Macdonald IA., 2004, International journal of obesity and related metabolic disorders : journal of the International Association for the Study of Obesity. DOI: 10.1038/sj.ijo.0802616

[12] Effect of the pattern of food intake on human energy metabolism — Verboeket-van de Venne WP, Westerterp KR, Kester AD., 1993, The British journal of nutrition. DOI: 10.1079/bjn19930108

[14] Beneficial metabolic effects of regular meal frequency on dietary thermogenesis, insulin sensitivity, and fasting lipid profiles in healthy obese women — Farshchi HR, Taylor MA, Macdonald IA., 2005, The American journal of clinical nutrition. DOI: 10.1093/ajcn/81.1.16

[17] Meal frequency and energy balance — Bellisle F, McDevitt R, Prentice AM., 1997, The British journal of nutrition. DOI: 10.1079/bjn19970104

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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