体が硬い人の肩は利き腕だけ測ればよい?左右と回す方向で変わる柔軟性の読み方

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筋肉の硬さだけで、左右差の理由は決まらない

肩の回る範囲には、上腕骨のねじれという骨の形の要素も関係する。上腕骨は肩から肘につながる骨であり、そのねじれと可動域を調べた野球選手の系統的レビュー・メタ分析には32研究が含まれていた。野球選手を対象とするため、18〜39歳の一般女性にも同じ関連の強さがあるかは、この解析からは判断できない。解析では上腕骨のねじれは内旋と関連したが、外旋や腕を胸の前へ寄せる範囲は説明しなかった。[2]

同レビューのメタ回帰では、内旋が1°大きいことに対して、上腕骨のねじれが0.65°大きいという関係が推定され、95%信頼区間は0.28〜1.02°だった。これは研究間の関連を読む数字である。「内旋を増やすと骨がこの割合で変わる」という運動の効果ではない。可動域の左右差を見ただけで、筋肉が伸び足りないと原因を固定できないことがポイントになる。[2]

骨の形との関連があるからといって、柔軟性を観察する意味がなくなるわけでもない。専用装置での測定研究では、回す力の条件を定め、検者や装置の取り付け、試行の違いによるばらつきを検討していた。ほとんどの測定値の最大標準偏差は2°未満で、総回旋では1.3°だった。この精度は、その装置と手順で得られたものである。[16]

家庭でスマートフォンを向けて撮った写真にも同じ精度がある、とは言えない。鏡の前で自分が腕を動かした結果と、検者が腕を動かす受動的な測定は、手順から違う。一般女性の研究でも、同じ検者が各人を繰り返し測り、測定の一致を確かめていた。気になる左右差を相談するときは、角度の数字だけでなく、誰がどう動かして測ったかを伝える方が比較の条件を共有しやすい。[16][19]

さらに、可動域の差と筋力の差は別に確かめる必要がある。女子ソフトボール選手の研究では、回旋角度には左右差があった一方、調べた等尺性筋力には左右差がなかった。等尺性とは、関節を動かさずに力を出す条件である。上肢で支えながら手を伸ばす動的な課題でも、到達方向ごとの左右差は認められなかった。[9]

一方、健康な高校・大学の投手35人を調べた横断研究では、投球腕は特定の腕の高さで等尺性の力が大きく、別の筋力検査でも回旋筋力が大きかった。ただし肩の検査で出した最大の力は、速球の速度とは相関しなかった。投球競技の選手を対象とした結果なので、18〜39歳の一般女性の筋力や動作能力にそのまま当てはめることはできない。柔軟性、筋力、競技の成果は、つながりを確かめるべき別々の指標なのである。[12]

この違いは、ソフトボールの結果が誤りで投手の結果が正しいという意味ではない。対象と検査条件が異なるから、同じ「利き腕」という言葉で筋力まで一括できないということである。肩の回旋が小さい側を見て、弱い側、運動が苦手な側と決める根拠にはならない。更衣室の小さな動作に、運動能力全体の成績表を背負わせる必要はない。[9][12]

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よくある誤解

「利き腕は使うから、どの方向にも柔らかい」は、研究結果と合わない。運動選手ではない右利き女性でも、利き肩は外旋が大きい一方、内旋は小さかった。利き腕という名前は使用側を表す手掛かりになるが、あらゆる方向の可動域が優れている印ではない。同じ肩について逆向きの差があり得ることを、最初の前提に置きたい。[19]

「左右差があったら、同じ角度になるまで伸ばすべき」という読み方にも飛躍がある。一般女性や健康な女子ソフトボール選手にも左右差が報告され、野球選手のレビューでは骨の形と内旋との関連が示された。これらは左右差を観察した結果であり、全員の左右を完全にそろえる介入の有効性を示すものではない。差を見つけることと、差を消すことを目標にすることは分ける必要がある。[2][9][19]

ここにはもう一つ、逆向きの誤解も入りやすい。健康な人に左右差があるなら、自分の肩の問題もすべて気にしなくてよい、という受け取り方である。健康な集団の平均から、目の前の痛みの原因は診断できない。研究を自分の診断書として使わず、痛みや日常の動作の困りごとは医師に相談する対象として、角度の比較とは分けて扱いたい。[9][19]

「よく動く肩ほど強く、運動神経もよい」という考えも、別の測定を混ぜている。女子ソフトボール選手では回旋の左右差と筋力の左右差は一致せず、投手の研究では肩の最大の力から速球の速度を予測できなかった。伸びる角度だけで、支える力や動作の巧みさまで採点しない方が研究に忠実である。[9][12]

専用装置の研究では、女性の総回旋可動域の平均は男性より45°大きく、男女差は有意だった。男女を合わせた平均を女性だけの目標に流用すると、研究内で見つかった違いを消してしまう。ただし、この男女を含む13〜54歳の集団の差を、18〜39歳の女性の個人差や目標値にそのまま当てはめることもできない。性別、年齢、測り方を添えて読む意味がここにもある。[16]

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今日からできること

  • 記録するなら、利き側と反対側を別の欄にする。一般女性50人の研究も両肩を測っており、片側から反対側の回旋を代表させていない。日常のメモでも、測っていない側は空欄のまま残す。[19]
  • 内へ回す動きと外へ回す動きを分けて言葉にする。一般女性では平均差がそれぞれ3.52°と4.74°で、向きは逆だった。角度を測っていなければ、数値欄は埋めず、着替えなど気になった場面を記す。[19]
  • 他人の角度と比べる前に、腕の位置と測り方を確かめる。一般女性50人の研究では、同じ検者が各人を2回ずつ測定していた。比べるなら、側や方向だけでなく、測定の手順もそろえるという視点が役立つ。[19]
  • 力の出しやすさを、柔軟性の点数に換算しない。女子ソフトボール選手23人では、回旋には左右差があっても、調べた筋力には左右差がなかった。動く範囲と力について気になることは別々に記す。[9]
  • 受診時には「体が硬い」だけで終えず、左右と気になる動きを伝える。37人の装置研究の平均総回旋162°を自己判断の目標にせず、本人の状態と測定条件を医師と確認するための情報として扱う。[16]

こうしたメモの目的は、毎回の角度を競うことではない。たとえば「右手を後ろへ回すと気になる」と「右腕を外へ回すと動かしやすい」は、同時に残してよい観察である。回旋の方向で左右差が逆になるという研究を知っていれば、矛盾した感想として片方を捨てずに済む。測った事実と言葉にした印象を分けておくことも、次の比較を助ける。[19]

また、同じ本人の記録を続ける場合でも、日常の動作の感想と研究用の受動的な角度は同じものではない。今日は上着を着やすかったという経験は、その場面の記録として残せる。しかし、それを内旋が何度増えたという数値に置き換えるには測定が必要である。経験を軽んじるのでも、角度へ無理に翻訳するのでもなく、答えている問いに合わせて使いたい。[16][19]

相談に持っていく記録は、自己診断の結論よりも、実際に困る場面が分かる形にしたい。「着替えるときに気になる」と書けば、医師に確認したい動作が具体的になる。一般女性を調べた受動的な測定と、日常で自分が行う動作とを混同せず、必要な評価を相談する入口として使うのである。[19]

オンザショア立川店を、通う予定に組み込む

肩の動きを気にしながら運動を続けるなら、通う場所と時間も具体的にしておきたい。オンザショア立川店はJR立川駅北口から徒歩1分、営業時間は8:00〜23:30で、年中無休である。朝から夜までの営業時間を、仕事や用事の前後の予定と照らして検討できる。

所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガやピラティスがあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンを扱う。運動を続ける場所を選ぶ際には、種目と通える時間を合わせて確認したい。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている場合は利用できない。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。

通う候補日を考えるときは、公式サイトと料金で確認し、体験は予約ページから検討できる。立川駅北口を日々の動線に持つ人には、予定を置く場所としての選択肢になる。

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

参考文献

[2] The Relationship Between Humeral Torsion and Arm Injury in Baseball Players: A Systematic Review and Meta-analysis — Helmkamp JK, Bullock GS, Rao A, Shanley E, Thigpen C, Garrigues GE., 2020, Sports health. DOI: 10.1177/1941738119900799

[9] Shoulder Strength and Range of Motion in Healthy Collegiate Softball Players — Biaggi K, Farmer B, Hobson M, Self C, Grindstaff TL., 2021, Journal of athletic training. DOI: 10.4085/301-20

[10] Are professional handball players at risk for developing a glenohumeral internal rotation deficit in their dominant arm? — Seabra P, Van Eck CF, Sá M, Torres J., 2017, The Physician and sportsmedicine. DOI: 10.1080/00913847.2017.1295774

[12] Athletic Shoulder Test Differences Exist Bilaterally in Healthy Pitchers — Trunt A, Fisher BT, MacFadden LN., 2022, International journal of sports physical therapy. DOI: 10.26603/001c.35722

[16] Reliability of a New Clinical Instrument for Measuring Internal and External Glenohumeral Rotation — Lindenfeld TN, Fleckenstein CM, Levy MS, Grood ES, Frush TJ, Parameswaran AD., 2015, Sports health. DOI: 10.1177/1941738113512094

[19] Handedness influences passive shoulder range of motion in nonathlete adult women — Conte AL, Marques AP, Casarotto RA, Amado-João SM., 2009, Journal of manipulative and physiological therapeutics. DOI: 10.1016/j.jmpt.2008.12.006

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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