ダイエットのナッツは細かく砕くと変わる?粒の形と脂肪の吸収を読み解く

ダイエット中のナッツは、丸ごと、粉、ペーストで脂肪の消化されやすさがどう違うのか。アーモンドの細胞壁と噛んだあとの粒を調べた研究から、予測値と実際の吸収を分けて読む。ミックスナッツへの当てはめ方や満腹感、運動日の間食を選ぶ際に数字を読み違えないための視点も示す。

ヨーグルトに入れるアーモンドを、袋のまま軽く砕く。丸ごとの粒を食べる日もあれば、粉になったものを混ぜる日もある。同じナッツなら、体に入る脂肪も同じなのか。この小さな台所の違いには、食品の形を調べた研究から答えが返ってくる。アーモンドでは、細胞を包む壁と、噛んだあとの粒の大きさが、脂肪の消化されやすさに関わる。[2][7]

粉にしたアーモンドと丸ごとのアーモンドを健康な成人が噛んだ試験では、脂肪の出やすさの予測値は10.4%と9.3%だった。差は小さい。この差を理由に日常の体重管理で食べ方を変える根拠はなく、好みの食感を楽しんでよい。測ったのは吸収量や体重ではなく、消化の入口の予測値である。[1]

運動日に持っていく間食も、「砕いたら太る」と決めるより、粒、粉、ペーストのどれなのかを見よう。ナッツと体重の大きな問いは既存記事「ナッツは太らないのか 高脂肪なのに体重が増えない理由と減量試験の小さな差」に譲る。ここで見るのは、口から腸へ進む途中で脂肪がどこに閉じ込められ、どこで外に出るかである。[2][7]

筋トレ美女 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

脂肪の量だけでは、消化の入口は決まらない

アーモンドは脂肪を含むが、その脂肪は植物の細胞の内側にあり、周囲には細胞壁がある。細胞壁とは細胞を包む構造で、アーモンドでは脂肪が外へ出るのを妨げる物理的な壁として働く。この壁を含めて食品を見ると、「脂肪を多く含む」と「その脂肪がすぐ消化される」は別の話になる。[7]

研究で使う生体アクセス性という言葉は、腸で吸収に利用できる状態にある成分の量を指す。ここでは主に、細胞の中から出て消化の対象になれる脂肪に注目する。これは、最終的に体に吸収された脂肪の割合そのものではない。扉が開いたことと、荷物が部屋に運び込まれたことを分けるように、消化に接触できる段階と吸収の結果を分けて読む必要がある。[7]

細胞壁の役割を調べた研究では、機械で壊したり噛んだりしたアーモンドの断面で、壊れて脂肪を放出するのは主に表面の細胞だった。アーモンドを食べた健康な人の便には、細胞壁の内側に脂肪が残った細胞も見つかった。食品を口で割ることは、内部の細胞をすべて開くこととは違うのである。[7]

袋の栄養表示を見るときは、成分の量を確認している。一方、顕微鏡で断面を見る研究は、その成分がどんな構造に収まっているかを確認している。同じ食品を別の側から見ているため、片方の情報だけで他方を置き換えないことが大切だ。細胞壁によって脂肪の放出が抑えられるという結果は、表示を自己流で差し引く計算式ではなく、消化の仕組みを理解する手がかりになる。[7]

ナッツを扱った胃腸の健康に関するレビューも、噛んだあとの粒の大きさだけでなく、細胞壁が保たれているか、細胞の大きさ、壁の組成や厚さなどが栄養成分の放出に関わると整理している。「小さい粒なら全部同じ」とする説明でも足りない。粒の大きさは、食品の構造がどれだけ壊れたかを見るための重要な窓なのである。[9]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

噛んだ粒の内側には、閉じた細胞が残る

健康な人を対象に、生のアーモンドとローストしたアーモンドを噛んでもらった無作為化クロスオーバー試験がある。クロスオーバーとは同じ参加者が異なる条件を経験して比較する研究の組み方だ。試験には17人が参加し、途中で2人が離脱した。噛んだものの粒の分布と細胞の構造を調べると、細胞内の脂肪の多くは、壊れていない細胞の中に残っていた。[3]

ここでの「噛んだあとの粒」は、手で割った粒や包丁で刻んだ粒とは違う。実際の口の動きを経た食品を調べている。目で見れば細かくなっていても、顕微鏡で見ると閉じた細胞が残る。この試験は、噛んだ直後の脂肪の多くが、消化の初期段階ですぐ利用できる状態にはないことを示した。[3]

脂肪が閉じ込められている様子は、飲み込んだら永久に同じ状態だという意味でもない。健康な成人が噛んだ試料を使い、胃と十二指腸の消化を模した実験では、口で噛んだ段階のあとにも脂肪の放出や消化が進んでいる。口での処理に続いて、胃と腸でも消化が進む。[6]

その実験の試料は健康な成人4人、女性2人と男性2人から得られた。噛むことで放出された脂肪は全体の7.8〜11.1%で、生とローストの間に有意差はなかった。ローストすると噛んだ粒の平均的な大きさは小さくなったが、脂肪の放出には有意差がなかった。男女を含む少人数の試料による実験なので、18〜39歳の女性の消化量にそのまま当てはめることはできない。[6]

「粒が小さくなった」という観察と、「脂肪の放出が増えた」という結果を別々に確認したい理由がここにある。この比較では、粒の変化と脂肪の放出の結果が一致しなかった。加工の名称だけで結果を予想するより、その研究が何を比較して何を測ったかを見る方が、日常の食べ方を落ち着いて考えられる。[6]

粉にすると差は出るが、大きさを読み違えない

丸ごとのアーモンドと、市販の加工に相当する粉砕アーモンドを比べた咀嚼試験では、18〜45歳の健康な成人31人が両方の条件を終えた。粉砕品を噛んだあとには、丸ごとのものより大きい粒が少なく、小さい粒が多かった。研究者は粒の分布から、数学的なモデルで脂肪の生体アクセス性を予測した。18〜39歳の女性だけを対象とした比較ではなく、この年代の女性に同じ差が当てはまるかは別に検証が必要である。[1]

平均値のばらつきを示す標準偏差は、粉砕品で1.8、丸ごとで2.0だった。差は統計的に有意だったが、研究の結論は「小さいが有意な増加」である。有意差は、比較した条件の差を統計的に評価した結果として読み、生活上の大きな効果と同一視しない。[1]

しかも、この値は噛んだものの粒の分布を使った予測だ。粉砕品を食べた人が体内に取り込んだ総エネルギーを直接測った値ではない。比較の方向を知るには役立つが、間食のエネルギーを個人ごとに計算し直す道具にはならない。「有意」という文字は、小さな差を巨大にする拡大鏡ではないのである。[1]

たとえば、仕事帰りのヨーグルトに砕いたアーモンドを混ぜる場面を考えよう。そこで役に立つのは、粉砕が消化の入口に影響しうるという理解だ。粉砕の研究を読んだからといって、好みの食べ方を禁止する必要はない。一方で、丸ごとと粉を同じ構造の食品とみなして結果を入れ替えるのも避けたい。[1]

実験室の十二指腸消化モデルでは、粒の大きさが小さくなると脂肪の分解の速さと程度が増えた。細胞壁が壊れずに保たれた細胞では、消化される程度が最も低かった。こちらは人体の減量試験ではなく、粒の大きさと細胞の破壊が消化にどう関わるかを確かめる実験である。[5]

人が噛んだあとの予測値と、実験室での脂肪分解の結果は、似た方向を示している。ただし測っているものは同一ではない。前者は口で加工された粒から消化への接触を推定し、後者は消化を模した条件で脂肪が分解される様子を調べる。この違いを残したまま読むと、研究同士を無理に足して大きな効果を作らずに済む。[1][5]

粉砕の比較を読むときには、加工前に同じ重さの食品を用意することと、噛んだあとに同じ大きさの粒が残ることも分けたい。丸ごとと粉砕品では、口の動きを経ても粒の分布が異なった。その分布を測ったうえで脂肪の出やすさを予測しているからこそ、単に「どちらも噛むのだから同じ」と片づけられないのである。[1]

台所での加工には、料理に合わせるという目的がある。ヨーグルトに混ぜる粉、歯ごたえを残す粗い刻み、パンに塗るペーストは、使い方から選べる。研究で扱う粉砕品は市販の加工に相当する条件なので、家庭で袋を押して割る工夫まで同じ処理として扱わず、料理の用途と実験の条件をそれぞれ見る。[1][2]

数字で読むアーモンドの形と消化

31人:丸ごとと粉砕アーモンドの咀嚼条件を両方終えた健康な成人の人数である。[1]

10.4%と9.3%:粉砕品と丸ごとの、噛んだあとの脂肪の生体アクセス性の予測平均値である。[1]

94.0%:人工咀嚼を使った比較で、アーモンドバター中の消化に利用可能とされた脂肪の総割合を示す。[2]

7.8〜11.1%:成人4人由来の試料で、噛む段階に放出された脂肪の割合である。[6]

87人・4週間:丸ごと、粉砕、対照を比較した胃腸の無作為化試験の参加者数と期間である。[10]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

1

2

Warning: Attempt to read property "show_author" on false in /home/c1531448/public_html/ontheshore.jp/wp-content/themes/heal_tcd077/single.php on line 165

関連記事

ご体験予約