肘を曲げた力こぶは、その瞬間に筋肉の体積が増えた印なのか。男性7人の筋内圧、若い男性の10週間の筋体積と形、4週間の腕囲、握った前腕にたまる液体を分け、鏡の輪郭と測定の体積を同じ時計で読まないための材料をそろえる。小学生の宿題と同じ問いを、大人の鏡で解き直す。
小学4年の宿題に、腕の筋肉の仕組み、と書いてある。説明する側が洗面台で肘を曲げると、力こぶが立つ。袖の布が寄る。縮むと太くなる、と口では言える。だが、その場の形の変化と、鍛え続けて筋肉が増えることは、分けて考える必要がある。
答えの芯は、立った力こぶとその場の体積増加を、同じ出来事として扱えないということだ。収縮中に筋線維が湾曲し、内圧が力と深さに沿って上がった記録は、健康な男性7人の内側広筋で、最高値は570トールだった。男性の太ももの測定であり、18〜39歳の女性の腕にそのまま当てはめることはできない。短い膨らむ筋肉では、細長い筋肉より低い張力で血流が妨げられる、という仮説もそこにある。[3] 体積の増えとして数字が出ているのは週の側だ。若い男性12人が10週間、外側広筋を鍛えると、体積は短縮性で+8%、伸張性で+6%増えた。負荷は伸張性のほうがおよそ1.2倍大きかったのに、体積の増えは近かった。違ったのは形で、羽状角は短縮性+30%に対し伸張性+5%、筋束長は伸張性+12%に対し短縮性+5%だった。こちらも男性の脚の試験で、18〜39歳の女性の腕に同じ増加率を予測する根拠にはならない。[2]
鏡の輪郭、画像の体積、縮んでいる最中の変形は、測り方の一覧でも別の行に並ぶ。[17] 腕そのものの周囲長が動いた試験は、1秒ではなく4週間である。[20] 線維が端まで一本か、力が筋膜を横へ渡るかは、既存の「腕の筋肉は一本の線維で端までつながる?横へ受け渡す力と筋膜の働きを読む」に譲る。ふくらみが縮む速さを変えるかは、「運動が起こるメカニズム、筋トレ中に膨らむ筋肉は形でも縮む速さを変えるのか」に譲る。腕の脂肪を落とす手順は「二の腕痩せの科学」と「体型は変えられるか」に譲り、ここでは細くする話はしない。

鏡の1秒と、画像が測る体積は別の行だ
洗面台が見せるのは、肘を曲げた表面の輪郭である。定量的な磁気共鳴画像のレビューは、筋体積と断面積を解剖学的な寸法として長く測ってきた、と整理している。そこに脂肪の量、水分、微細構造、肥大、萎縮、筋の構築が加わる。さらに、受動的に伸ばしたり縮めたりするとき、および自分で収縮しているときの変形を特徴づける使い方もある、と続く。[17]
体積の一枚と、縮んでいる途中の変形は、同じ装置の別の出力だ。レビューは、これらの指標が健康な筋でも、病気や損傷のある筋でも、機能とどう結び付くかを見渡すことを目的にしている。一部の応用は、まだ系統的な臨床での検証を要するとレビュー自身が書いている。証拠の水準は5、技術的な有効性は段階2と付記されている。[17]
この仕分けを、宿題の一言に戻す。縮むと膨らんで見える、は輪郭の話になりうる。体積が増えた、は別の出力を見たときにしか言えない。レビューが棚に並べたのは寸法、組成、収縮中の変形で、鏡の1秒を体積の週と取り違えない目印になる。[17]
疑問の続きは、体で確かめるのがいちばん早い。
縮むと線維は湾曲する。圧を測ったのは太ももの内側だ
力こぶの質問に、一番近い実験の言葉は「短い膨らむ筋肉」だ。ただし測った場所は腕ではない。1984年の研究は、健康な男性7人の内側広筋に、収縮中の筋内液圧を記録した。三つの部位を同時に測り、力を最大の随意収縮まで上げると、どの位置でも圧は力に対して直線的に上がった。傾きは部位で大きく違い、その主因は、圧が筋膜からの深さに対しても直線だったことにある。記録された最高値は570トールだ。18〜39歳の女性の腕でも同じ圧になるかは、この男性の太ももの結果からは判断できない。[3]
著者らは、圧力と力、圧力と深さの直線関係が、ラプラスの法則に基づく単純なモデルと両立すると書いている。根拠に挙げているのは、この筋肉では収縮中に筋線維が湾曲していることだ。血流については仮説である。最初に妨げられるのは圧がいちばん高い深部で、一般に、線維の湾曲が大きい短い膨らむ筋肉では、細長い筋肉より低い張力でそうなる、としている。[3]
ここから「腕の力こぶは、縮むと体積が保存されて横へ膨らむ」と結論するのは、この実験の文を越える。実験が示したのは、内側広筋の収縮中に線維が湾曲し、圧が力と深さの両方に連動したこと、そして短い膨らむ筋肉という言葉を、血流が落ちる張力の仮説に使ったことだ。上腕二頭筋の断面を、この7人の数値で置き換えない。[3]
数字で読む力こぶと体積
570トール:健康な男性7人の内側広筋で、等尺性収縮中に記録された筋内圧の最高値。深さで傾きが変わる。[3]
+8%と+6%:若い男性各6人の10週間で、外側広筋の体積が増えた幅。短縮性が+8%、伸張性が+6%。負荷は伸張性のほうがおよそ1.2倍大きかった。[2]
+30%と+12%:同じ10週間の形。羽状角の増加は短縮性+30%に対し伸張性+5%。筋束長の増加は伸張性+12%に対し短縮性+5%。[2]
-5.1%と+2.9%:18〜34歳、各群10人。1日8時間・4週間固定した腕の周囲長は-5.1%。反対の腕だけで伸張性の練習をした群では、練習した腕の周囲長が+2.9%だった。[20]
50%:若い成人25人が、最大の握りの半分でリズミカルに握った強度。カフがないと、腕を心臓より上に置くより、同じ高さか下のほうが前腕体積の増えが大きかった。[10]
4/4:健康な成人を集めたアンブレラレビューで、筋トレが骨格筋量を増やすことについて一部または十分な証拠があるとした系統的レビューの割合。集めたレビューは44本。[15]
10週の体積は近く、形と太くなる場所は違った
外側広筋の10週間は、力こぶの写真実験ではない。若い男性12人を、短縮性6人、伸張性6人に分けた抵抗運動だ。体積は磁気共鳴画像、筋束長と羽状角は超音波で見ている。伸張性の負荷がおよそ1.2倍大きかったにもかかわらず、体積の増加は+8%と+6%、最大の等尺性筋力は短縮性+9%、伸張性+11%と、どちらも近かった。18〜39歳の女性にも同じ増加率が当てはまるかは、この若い男性の試験だけでは判断できない。[2]
一方、形の変化には違いがあった。筋束長は伸張性で+12%、短縮性で+5%。羽状角は短縮性で+30%、伸張性で+5%。羽状角は筋束の並びの角度、筋束長は筋線維の束の長さを表す。この研究はそれらを超音波で測っており、ここでの増加率は10週間のトレーニング後の値だ。体積の増加率が近くても、線維の長さと並びの指標は別の方向へ動いた。[2]
太くなる場所も様式で分かれた。外側広筋の遠位、つまり体の中心から遠い側では伸張性の増加が大きく、筋腹の中央では短縮性の増加が大きかった。中央が目立つ増えと、端に寄る増えは、体積の合計が近くても場所が異なる。この結果を上腕の力こぶの頂点に当てはめることはできない。対象は脚の外側広筋である。[2]
別の男性14人では、1回30分の短縮性または伸張性の運動のあと、外側広筋から試料を取っている。30分後に報告されている分子の側では、MAPKの活性化は伸張性に特異的で、AKT-mTORも炎症に関わる信号も、どちらの様式でも動いていなかった。急性の分子反応と10週間後の体積・形の変化は、別の参加者と時間幅で調べた結果だ。18〜39歳の女性の反応にそのまま置き換えることはできない。[2]
疑問の続きは、体で確かめるのがいちばん早い。
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