立川でヨガを始める男性へ、褒め言葉のうれしさと動ける自信を分けて考える

立川や八王子でヨガを探す男性へ。先生に褒められたときの満足感と、動きを覚えて次もできる自信は同じなのか。男性競技者の比較試験や運動学習の研究から、励まし、順位の比較、具体的な助言の違いを読む。初回の言葉をどう受け取り、教室選びで何を確かめるかまで考える。

マットの上で初めての姿勢をほどいた直後、「いいですね」と先生が声をかける。どこがよかったのか、自分ではまだ分からない。褒められれば、ほっとするだろう。ただ、その言葉が「今の動きがよかった」なのか、「あなたは向いている」なのかで、持ち帰るものは違いそうだ。

褒められたうれしさと、次も動ける自信は分けて考えたい。男性バスケットボール選手を対象とした無作為化比較試験では、事実とは異なる肯定的な比較情報を加えられた群で、得点への満足感は高かった一方、期待や課題の楽しさは低かった。満足と楽しさは別々に動いていた。対象は男性競技者であり、18〜39歳の女性のヨガ体験にそのまま当てはめるには、対象と課題をそろえた検証が必要だ。[8]

ここでは、男性に共通する性格やヨガの適性を決めない。考えるのは、教わった言葉のどこを手掛かりにするかだ。既存記事「立川のセミパーソナルピラティスは成功を褒める?失敗の減点と残る学びを読む」に成功と失敗への評価の比較を譲り、こちらでは褒められた後の満足、期待、動作への理解を読み分ける。

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「いいですね」の後に、何が分かったか

先生の肯定的な反応を、研究では肯定的フィードバックと呼ぶ。言葉を受け取る側から見るなら、まず「何についての反応か」を確かめたい。動作の結果を知らせる言葉もあれば、励ましとしての言葉もあり、周囲より優れていると伝える比較もある。今回扱う実験でも、その内容と課題は異なっている。[1][8][9]

たとえば、初回のヨガで「安定している」と言われた場面を想像する。本人は腕の位置を評価されたと思い、先生は足元について話していたのかもしれない。この例は研究結果ではなく、言葉を確認するための場面設定だ。「今のどの部分がよかったのか」と尋ねれば、褒め言葉を自分の動作へ結び付ける会話にできる。

「自分には才能がある」と受け取るのか、「今の工夫が役立った」と受け取るのか。この違いも気になるところだが、ここで紹介する比較試験の中心は、励ましや成功の情報、他者との比較である。教室で使うなら、才能の評価を求めるより「今の工夫のどこが役立ったか」と聞く形にできる。[1][8][9]

そこで、本記事では「自信」という言葉も丁寧に使う。先生に認められた満足なのか、次の課題への期待なのか、自分はできるという感覚なのか。男性競技者の試験は、こうした反応を分けて測ったからこそ、肯定的な比較情報の後にも異なる方向の変化があると示せた。[8]

教室を探す段階では、褒めてもらえるかを想像するだけでなく、分からない動作を質問したいかも考えておこう。「励まされるとうれしいが、直す場所も知りたい」という希望は、そのまま伝えられる。自分が何を教わりたいのかを短い言葉にしておけば、励ましを受け取りながら、動作についても話を進められる。

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男性競技者では満足と楽しさが逆に動いた

男性に直接関わる研究として、バスケットボールの方向転換動作を扱った無作為化比較試験を見よう。対象は各群14人、平均年齢がおよそ22歳の男性選手だった。18〜39歳の女性に同じ反応が生じるかは、女性を対象とした検証が必要だ。両群とも練習中に正しい情報を受け取り、実験群にはさらに事実とは異なる肯定的な比較情報が与えられた。[8]

実験群の得点への満足感は4.2、対照群は2.9だった。一方、課題の楽しさは2.9対3.8、期待は53.0対59.5で、実験群のほうが低かった。満足感、楽しさ、期待という別々の尺度の値であり、互いに引き算して心の総合点を作る数字ではない。[8]

研究者は、このような比較情報が満足感を高める一方、成績への圧力を増し、楽しさを損なう可能性を指摘している。ここで比べたのは、競技経験のある男性選手が方向転換を練習する場面での、比較情報の追加である。[8]

この実験では両群とも正しい助言を受けている。差を生んだ条件は、肯定的な他者比較の追加だった。教室で言葉を振り返るときも、動作についての助言と、周囲と比べた評価を分けて書くと、どの言葉が気になったかを伝えやすい。[8]

日常の例なら、「周りより上手だ」と言われてうれしくても、次回も上手に見られたいと感じる場面が考えられる。この例のように感じるかどうかは本人に尋ねることだ。「褒められたから、楽しむべきだ」とまで決めなくてよい。研究でも満足と楽しさは別々に動いていた。[8]

八王子から通う教室を検討しているなら、帰りの電車で思い出す問いを変えてみよう。「褒められたか」に加えて、「次に何を試したいか」「評価が気になったか」と自分に尋ねる。研究の尺度を家庭で再現する必要はない。言葉を受け取った感想を、自分の表現で分けるための問いである。

励ましが役立った試験も、同じ重さで読む

反対に、肯定的な励ましが有利だった試験もある。腹腔鏡の操作を未経験の医学生42人を、肯定的、否定的、フィードバックなしの群に分けた無作為化比較試験だ。肯定的な群は感情面での励まし、否定的な群は批判的な言葉を受け、標準化された縫合練習を2時間行った。対象は医学生であり、18〜39歳の女性のヨガ学習に同じ効果があるかは、別の検証を要する。[1]

この試験では、練習から1週間後に技能の保持も評価された。技能評価の変化率は肯定的な群で76.8%、否定的な群で62.0%、対照群で11.2%と報告された。肯定的、否定的の両群で有意な改善があり、対照群の変化は有意ではなかった。数字は縫合技能の評価尺度に関する変化率であって、ヨガの上達率ではない。[1]

肯定的な群では、否定的な群より「自分はできる」という感覚が高く、圧力や緊張は低かった。圧力・緊張の項目は2.6対4.3だった。技能が改善したかだけでなく、その練習をどのように経験したかも異なっていたのである。励ましを受けながら技能を伸ばした例である。[1]

医学生の試験と男性競技者の試験は、伝えた言葉の内容を対照させて読むと理解しやすい。前者は励ましと批判的な言葉、後者は正しい情報への虚偽の比較の追加を扱っている。相手の経験、練習課題、伝えた内容が違うため、「褒める」という日本語だけで同じ介入にまとめないことが大切だ。[1][8]

初めてのヨガに置き換えるなら、先生の言葉の明るさだけで指導を採点しない、という見方になる。励まされて試せたのか、順位を気にしてしまったのか、何を直すのかが分かったのか。これらは同時に尋ねられる。「厳しい先生か優しい先生か」という選び方では拾いにくい部分である。

もう少し数字の意味を確認しよう。縫合の試験で報告された能力感の項目には、肯定的な群と否定的な群で5.3対3.6、別の項目で6.2対4.5という値もあった。技能評価の変化率とは異なる質問項目の結果である。「できると感じた」ことを測る数字と、実際の技能を採点した数字が分かれているところに、この試験を読む価値がある。[1]

さらに、肯定的な群では能力感が興味や感情と正に、圧力や緊張と負に関連していた。一方、否定的な群では能力感と圧力や緊張が正に関連していた。同じ「自分はできる」という感覚にも、異なる心の状態が伴っていたのである。これらは群内の関連であり、能力感を上げれば緊張が必ず減るという意味ではない。[1]

初回の感想を「自信がついた」だけで終えず、「何を理解できて安心したのか」と考える余地がある。動作の順序を覚えたのか、先生に質問できたのか、単に肯定してもらえてうれしかったのか。どれも本人の感想として残せる。研究の質問紙で得た平均値を、自分が感じるべき気持ちの目標にする必要はない。

数字で読む褒め言葉と運動学習

男性競技者は各群14人。対象はバスケットボール選手で、ヨガ初心者を比較した試験ではない。[8]

満足感は4.2対2.9。肯定的な比較情報を加えた群の値が高かった。[8]

楽しさは2.9対3.8。同じ試験でも満足感とは逆の方向だった。[8]

医学生42人。励まし、批判的な言葉、フィードバックなしを比較した無作為化比較試験である。[1]

技能評価の変化率は76.8%、62.0%、11.2%。縫合練習の尺度による値である。[1]

成功情報の頻度は50%、70%、90%。後述する操作課題では、成功情報を増やすだけで成績は改善しなかった。[9]

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宮川涼 Founder

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