女性の体脂肪率はトイレの前後で変わる?体重と体組成の数字を読み分ける

トイレに行ってから体組成計に乗り直すと、体脂肪率の数字はどうなるのか。若い男女の測定実験と条件をそろえた研究を比べ、排尿の影響を過大評価しない読み方を考える。体重と推定値の違い、平均では差がなくても個人の値が揺れる理由、家庭で記録するときに残したい条件まで整理する。

出かける前に体組成計へ乗り、トイレのあとでもう一度乗る。体重だけでなく体脂肪率まで動くと、どちらを記録するか迷う。洗面所を出る前に、体組成計の再試験が始まってしまう。

答えの芯は、排尿の前後だけで体脂肪率が必ず大きく変わるとはいえない、ということだ。若い男女を対象にした実験では、排尿していない条件を含む測定条件と対照条件の間に、体脂肪率の有意差はなかった。ただし、その結果は個人の表示値がまったく動かないという意味ではない。[6]

家庭で役立つのは、低い方の数字を探すことより、比べる条件を決めることだ。条件を変えた実験で差が小さかった研究と、条件の標準化を重視する研究は両立する。トイレの影響を読むには、体重、電気的な測定値、そこから推定する体組成を分けて眺めたい。[6][14]

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

体重と体脂肪率は、同じ表示欄の別の情報

生体電気インピーダンス法は、体に電気信号を加えたときの応答を利用する方法である。体組成の評価だけでなく、膀胱に尿がたまる変化を捉える技術としても研究されている。電気的な応答と、そこから求めたい体脂肪率や尿量は、同じものではない。[1][2]

家庭で測定する男性11人、女性23人の横断調査では、携帯型機器の使い方と測定前後の行動を調べている。18〜39歳の女性に限定した調査ではなく、この年代の記録習慣をそのまま表す数字としては扱えない。携帯型機器で体脂肪を推定できても、使い方によって誤った結果につながりうる。[10]画面に出る体脂肪率は、脂肪だけを直接取り出して量った結果として読むべきではない。推定に使う測定の条件を含む数字として扱う必要がある。[10]

ここで、朝の体重の表示と体脂肪率の表示を同じ意味にしないことが大切になる。排尿後の体重表示を見て「軽くなった」と感じても、そこから脂肪の増減へ話を進めるには別の根拠が必要だ。少なくとも、排尿していない条件でも推定体脂肪率の平均に有意差がなかった実験は、体重に関する出来事をそのまま体脂肪率の変化へ置き換えない読み方を支える。[6]

また、膀胱の尿量を調べる電気的なセンサーと、家庭で体脂肪率を表示する機器を混同してはいけない。前者のレビューでは、携帯型や装着型の開発、電極を通じて体内の電気的な分布を推定する方法が整理されている。狙っている対象が違えば、同じ電気を使う技術でも答えられる問いは異なる。[1]

「尿を電気で捉えられるなら、家庭の体組成計も尿を正確に脂肪から除外できるはず」という推論には飛躍がある。膀胱の尿量を推定する専用技術は、電極や推定方法を工夫しながら検証する研究領域である。家庭の体脂肪率の解釈には、家庭用に近い機器で測った実験を優先したい。[1][6]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

排尿していない条件でも、平均では有意差がなかった

最も直接的な手がかりは、男性23人、女性17人の体脂肪率を、複数の条件で調べた測定実験である。男性の平均年齢は24.0歳、女性は22.5歳だった。若い女性を含む点では読者に近いが、女性17人の結果だけで18〜39歳の女性全体の反応を代表させることはできない。対照条件に加え、脱水、運動、水分摂取、食事摂取、排尿していない条件を設け、3種類の機器で測定している。[6]

その結果、男女とも、いずれの機器でも対照条件とほかの条件の体脂肪率に有意差は認められなかった。これは、排尿せずに測れば体脂肪率が必ず高く出る、あるいは必ず低く出る、という断言を支持しない結果だ。[6]

ただし、この実験は、家庭のあらゆる機種で排尿前後を比較した結果ではない。対象は若い男女で、検討したのは選ばれた機器と急性の条件変更である。体脂肪率の長期変化を追う研究でも、排尿前後の一定の補正式を作った研究でもない。[6]

大事なのは、有意差がなかったという表現の読み方である。群としての比較で差が明確でなかったことと、測定した全員の値が同じだったことは別だ。この研究では、すべての機器と条件を合わせた測定のうち、対照値からのずれが2%以内だったものは86%、5%以内だったものは97%だった。これらは条件全体の集計であり、排尿していない条件だけの割合ではない。[6]

この割合が示すのは、対照値からのずれの分布である。「トイレに行くと体脂肪率が2ポイント下がる」という予測とは意味が異なる。表示が下がるまで乗り直せば、測定結果を自分の期待で選ぶことになる。平均の結果と個々の測定のばらつきを切り離すと、数字に余計な物語を足さずに済む。[6]

女性については、脱水条件で個人のずれに注意したい結果もある。手足を用いる機器のひとつでは、対照値との差が2%を超えた割合が女性59%、男性9%だった。これは排尿の効果ではなく、脱水と機器の組み合わせに関する結果である。「女性だからトイレの影響が大きい」と広げるのは誤読だ。[6]

実験では体格指数による区分でも検討しており、体格の区分と条件の組み合わせによる違いは認められなかった。したがって、今回の条件比較から、特定の体格なら排尿前後の表示を大きく補正すべきだという規則は導けない。性別だけでなく、体格を理由に自己流の補正を加えることにも慎重でありたい。[6]

体脂肪率の平均を探している人にとっては、平均年齢や人数の数字にも注意が必要だ。研究対象の平均年齢は、その結果を誰について考えるかを示す情報であり、健康上の理想値を示す情報ではない。同じ表に並ぶ数字でも、対象の説明なのか、測定の結果なのかで役割が変わる。[6]

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

条件をそろえる研究は、別の問題を見ている

一方、多周波の生体電気インピーダンス測定を調べた研究では、測定条件の管理と標準化が重要だと結論している。104人を対象に、2週間のうち7日間、電極の位置、摂取するもの、体の配置、あおむけで過ごす時間、月経周期などとの関係を検討した研究だ。女性を含む104人の測定結果であり、18〜39歳の女性だけに同じ変動幅を当てはめることはできない。[14]

朝、空腹、排尿後、決められた体の配置という標準化条件でも、同じ人の日ごとのインピーダンスの変動は3〜14オームあった。オームは電気抵抗に関する単位であり、体脂肪率のポイント数ではない。条件をそろえれば表示が完全に固定される、という結果でもなかった。[14]

実験条件を変えると、個人内の変動は一般に大きくなり、女性では特に目立った。各種の物質を摂取した30分後には、空腹時と比べてインピーダンスが概して6〜17オーム増加し、こうした変化は推定される体組成の値にも影響していた。[14]

この研究から「トイレを済ませれば誤差がすべてなくなる」とは読めない。排尿後という条件は、朝や空腹、体の配置と組み合わせた標準化の一部である。その一部分だけを取り出し、家庭用の体脂肪率への影響量として転用することはできない。[14]

先ほどの実験との違いは、どちらかを信じるかという問題ではない。片方は特定の機器で推定した体脂肪率の急性変化を比較し、もう片方は多周波の電気的測定値と条件による変動を検討している。測定する対象も、比較の設計も異なるため、結論の言葉だけを並べると食い違って見える。[6][14]

なお、多周波測定の研究では、月経周期に伴う変化は小さく、統計的に有意ではなかった。条件を変えた場合の変動が女性で目立ったという結果を、月経が常に大きな誤差を生むという説明へ結び付けることはできない。女性の測定値を考えるときほど、どの要因で変化が見られたのかを具体的に読む必要がある。[14]

家庭への落としどころは、トイレだけを特別視せず、可能な範囲で測定の流れを一定にすることだ。排尿していない日の記録を直ちに失敗扱いする必要はないが、条件を自由に変え続けても比較しやすいとは限らない。小さな影響を恐れないことと、条件を記録することは同時にできる。[6][14]

子どもの測定は、成人女性の答えの代用にならない

幼い子どもを調べた研究も、排尿の影響を考える補助線になる。平均年齢3.38歳の50人を対象に、あおむけ、立ってすぐ、立って4分後を比較し、直前の食事や排尿からの時間との関係も検討した。食事や排尿の時期による差は認められなかった。幼児が対象なので、18〜39歳の女性の排尿前後の変化へそのまま当てはめることはできない。[4]

一方、姿勢によってインピーダンスは変わり、脂肪量以外の体組成指標の差は5%未満だった。ここでいう「脂肪量以外」には総体水分量、細胞内外の水分量、除脂肪量が含まれる。この数字を体脂肪率の誤差の上限として読むことはできない。[4]

この研究の価値は、子どもで食事や排尿、姿勢の条件を厳密に整えにくい場面を扱ったことにある。成人女性の家庭測定へ、そのまま同じ数値を当てはめるための研究ではない。対象の年齢と測定の目的まで見ると、「トイレは関係ない」という短い見出しより多くの情報が残る。[4]

姿勢の詳しい話は、既存記事「女性の体脂肪率は立ってすぐ測ると変わる?姿勢と体液が動かす数字の読み方」に譲る。ここでは、排尿の有無だけで測定条件のすべてを代表させない、という点を押さえておきたい。食後の測定を扱う隣の記事とも、問いを分けて読むと整理しやすい。

数字で読むトイレと体組成の測定

男性23人・女性17人:排尿していない条件などを対照条件と比較した測定実験の対象である。[6]

86%:機器と条件全体を通して、体脂肪率が対照値の2%以内だった測定の割合。排尿条件だけの数字ではない。[6]

3〜14オーム:朝、空腹、排尿後などの条件をそろえた研究でも残った、個人内の日ごとの電気的な変動である。[14]

50人:排尿の時期による測定値の差が認められなかった幼児研究の人数。成人女性の標準値ではない。[4]

61.76%:家庭で体脂肪を測る人への小規模調査で、記録を残すことを忘れていた人の割合である。[10]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

1

2

Warning: Attempt to read property "show_author" on false in /home/c1531448/public_html/ontheshore.jp/wp-content/themes/heal_tcd077/single.php on line 165

関連記事

ご体験予約