女性の筋トレは男性より疲れにくい?同じ強度でも休憩と翌日の回復は別に読む

男性と女性の筋トレの違いは、持ち上げる重さだけでは決まらない。女性は疲れにくいという話を、同じ強度での回数、休憩の配分、筋肉痛と力の回復に分けて読む。訓練経験者の研究を中心に、逆の結果が出た試験も比較し、隣の人のペースより自分の記録を使うための考え方を示す。

隣で筋トレをしている男性は、重い負荷を使っているのに後半はずいぶん苦しそうだ。こちらは軽い負荷で最後まで動けた。そんな夕方に「女性の方が疲れにくいのか」と思っても、使った重さだけでは答えは出ない。訓練経験者を扱った研究では、性差が小さいか、認められない結果が多く、男性の方が疲れやすい条件もあった。[4]

答えの芯は、女性がいつでも有利なのではなく、何を揃えて、どの疲れを測るかで比較が変わる、である。同じ相対的な負荷でも、女性が後半の回数を保った試験がある一方、別の組み合わせでは男性の方が疲労に強かった。[12][15] 女性というだけで休憩を削る理由にはならない。

さらに、その場で動きが遅くなることと、翌日に筋肉痛が残ることは別の測定である。男女の筋肉痛と力の変化を運動後に追った小規模試験では、回復の経過に有意な性差はなかった。[3] 「今日はまだ動ける」と「明日も同じように動ける」を分けるところから、検索結果の読み方が変わる。

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

同じ重さを使うことと、同じ強度にすることは違う

筋トレの研究でいう相対的な負荷とは、その人が持ち上げられる最大重量に対する割合である。最大重量を基準にベンチプレスの負荷を揃えた試験では、各人の最大重量の75%を使っていた。[9] 重りに印字された重量を男女で一致させる方法とは、揃えているものが違う。

この違いを日常に置くなら、隣の人と同じダンベルを選ぶ場面と、それぞれにとって同程度に難しいダンベルを選ぶ場面である。前者は道具を揃え、後者は本人の能力を基準にする。研究の「同じ負荷」を読むときは、重量そのものか、最大重量に対する割合かを先に確かめたい。割合と併せて、訓練経験や技術も比較の条件になる。訓練経験者のレビューも、相対的な筋力と技術の近い男女を比べる必要性を挙げている。[4]

既存記事「筋トレの性差|絶対値で見るか相対値で見るかで、結論が逆転する」では比較の尺度を扱っている。ここではその先の、セットの後半で何が落ち、運動後に何が戻るかを読む。体力をつけるための回数の選び方は、隣の記事「女性の筋トレで体力をつけるなら回数を増やす?筋持久力と息切れを分けて読む」に譲る。

筋力の大小と疲労への強さを混ぜないことも大切だ。強い人が最初から多くの力を出せることと、同じ課題の終盤まで力を保つことは、違う問いである。疲労のレビューでは、男性の方が相対的にもかなり強い条件などで、男性の疲れやすさが見られた。[4] したがって、終盤の動きが鈍った人を見て「もともと弱い」と読み替えることもできない。

疲れの測り方にも種類がある。重りを押し上げる速さ、最大の力、本人が答える疲労感、筋肉痛は、それぞれ研究で別々に測られている。[2][3][9] 本人の「きつい」を無視して速度だけを見ても、速度を測らず感想だけを比べても、研究と同じ比較にはならない。疲れたという言葉は便利だが、研究の中では中身を開いて読む必要がある。

例えば仕事帰りの練習で、動作の後半が遅くなったという記録と、帰りの中央線で脚が重く感じたという感想は、そのまま同じ指標にはならない。日常の言葉を捨てる必要はない。「何ができなくなったか」と「どれほどきつく感じたか」を別の欄に置く、という整理で十分だ。これは効果を保証する方法ではなく、測定項目を分けた試験を自分の記録に応用する工夫である。[9]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

女性は疲れにくい、という答えが条件付きになる理由

訓練経験者の性差を調べた2025年の系統的スコーピングレビューは、研究全体の分布を整理する型のレビューである。検索で見つけた4,020件から34研究を採用し、セット中の疲労、運動直後から数日後の成績、代謝の反応を検討している。対象は筋トレ経験のある男女であり、18〜39歳の女性でも初心者への適用には訓練経験の違いを考慮する必要がある。[4] 条件ごとの結果を見渡すレビューである。

中心的な結果は、多くの研究で神経筋疲労の性差が小さいか、認められなかったことだ。神経筋疲労は、ここでは筋肉やそれを動かす神経の働きに関わる力の低下として読む。男性の方が疲れやすい証拠も一部にあったが、研究の設計と結果には大きなばらつきがあった。[4] 「34研究あるから女性の勝ち」といった数え方にはならない。

男性の方が疲れやすかった条件として、中程度の負荷で複雑なフリーウエイト種目を行うこと、休憩が短いこと、男性の相対的筋力が女性よりかなり高いことなどが挙がっている。[4] フリーウエイトとは、ダンベルやバーベルなどを使う場面を想像すればよい。研究が示す条件の束を、性別という単語だけに縮めると、休憩と種目の情報が落ちてしまう。

実際に女性が後半の回数を保った例はある。筋トレ経験のある男女39人を対象にした無作為化クロスオーバー試験では、各人が異なる食事条件を経験し、午後に最大重量の80%でスクワット、ベンチプレス、デッドリフトを各4セット行った。男性は全種目を合計した回数で第2、第3、第4セットに女性より少ない回数となった。参加者の平均年齢は23.0歳で、18〜39歳の女性にとって年齢は近いが、筋トレ経験者の成績として読む必要がある。[12]

ただし、種目ごとの結果は一様ではない。スクワットでは第2、第4セット、デッドリフトでは第4セットに差があり、ベンチプレスの回数には性差が認められなかった。[12] 同じ参加者、同じ午後の試験でも、押す種目と下半身を使う種目をまとめて「女性は何でも多くできる」とは書けない。

この試験の主な問いは朝食の有無であり、朝食と昼食に分けた場合と、同じ食事を昼食だけで食べた場合の比較だった。合計の栄養摂取が同様であれば、食事条件による午後の筋トレ成績の差は認められなかった。[12] ここで読む性差はその実験の中で観察されたものだ。朝食を抜く提案にも、女性全般の持久力を測った代表値にも変えない。

男性の方が疲れに強かった試験もある

反対向きの結果もある。趣味として筋トレをする女性12人、男性16人を対象にした試験では、ベンチプレスとレッグプレスを交互に組み合わせ、種目順と休憩の有無を変えた。10回持ち上げられる最大の負荷を使い、各種目を4セット、持ち上げられなくなるまで行っている。18〜39歳の女性へ適用する際も、趣味として筋トレを続けている男女の結果と、これから始める人の負担は区別したい。[15] 回数の落ち方を比較するための課題であり、これをそのまま日常の推奨メニューと受け取る必要はない。

その試験では女性の疲労がベンチプレスで25.5%、レッグプレスで24.5%大きかった。最初と最後のセットから求めた疲労指標の差であり、普段の疲れがその割合だけ多いという意味ではない。休憩を設けた条件では、男性の疲労への強さがベンチプレスで34.1%、レッグプレスで30.5%高かった。[15] 女性が常に疲れにくいという一律の思い込みは、この条件の結果で否定された。

女性に有利な試験と男性に有利な試験を並べると、どちらかを隠すよりも実用的な問いが残る。自分が行うのはどの種目で、どこまで続け、どれほど休むのか。別々の実験で結論が食い違うことは、同じ実験が矛盾していることと違う。[4][12][15] 性別の平均を探す検索が、練習の条件を探す検索に変わる。

比較する課題は、午後の食事試験では最大重量に対する割合、交互のプレス試験では10回持ち上げられる最大負荷で限界までの反復だった。[12][15] 運動名に加えて、セットの終え方も確かめたい。

休憩を相談する場面では、「後半のベンチプレスで回数が落ちる」「脚の種目へ移った時点できつい」と、困る場所を伝えると話を進めやすい。この試験は休憩の有無と種目順を変えた比較なので、自分の練習でもその両方を確認する手掛かりになる。[15] まず今の種目順と休憩の取り方を伝え、次回はどちらを調整して比べるかを相談する。性別から休憩を決めるより、練習のどこで続けにくくなるかを出発点にしたい。

数字で読む男女の筋トレ疲労

34研究:訓練経験者の疲労の性差を整理したレビューの採用数。多くは小さい差か、差なしだった。[4]

39人:午後の筋トレ試験の男女の人数。回数の性差は種目とセットで異なった。[12]

75%:休憩を配り直すベンチプレス試験の、各人の最大重量に対する負荷だった。[9]

240秒:同じ試験で揃えた総休憩時間。休む合計を増やさず、配分を変えて比較した。[9]

72時間:筋肉痛と最大の力を追った別の試験の最終測定時点。男女の変化は類似していた。[3]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

1

2

Warning: Attempt to read property "show_author" on false in /home/c1531448/public_html/ontheshore.jp/wp-content/themes/heal_tcd077/single.php on line 165

関連記事

ご体験予約