更衣室で黒を手に取るたび、この色でいいのかと迷います。デサントとグンゼ、ユニクロの公式記述だけを使い、汗じみが目立ちにくい色の条件を、色の濃さ・素材・柄の順に整理しました。写真に映る色は、バイカラーや同色の統一という公式の組み方の範囲で考えます。20代の女性が次の一枚を決めるための物差しです。
更衣室のベンチで、黒のレギンスを広げたまま、少し止まる。隣で着替えている人のレギンスは淡いピンクで、鏡の前でよく見えた。けれど自分の脇には、朝の通勤でかいた汗がまだ残っている。黒なら安心、そう思って選んだ色が本当に正しいのか、分からなくなる瞬間です。
色は好みで選べばいい。そう前置きしたうえで、汗じみ、透け、写真という3つの物差しを当ててみます。公式サイトに書かれている範囲なら、色の感じ方にも説明が付きます。この記事は、デサント、グンゼ、ユニクロの公式頁に書かれた記述だけを根拠にしています。
先に断っておきます。デサントの記述はTシャツ、インナー、トレーニングウェアについてのもので、ヨガ専用に検証したものではありません。そこを踏まえて読み替えていきます。レギンスの透けそのものは透けを扱う記事に、パンツの形と丈は形を扱う記事に譲ります。

汗じみが目立たない色は、色の濃さで決まる
デサントのメディアは、パステルカラーやベージュ、グレーといった薄い色のTシャツは濡れると色が濃くなる、と説明しています[1]。反対に、黒やネイビー、ダークグレーなど濃い色を選ぶと汗ジミが目立ちにくくなる、とも書いています[1]。理屈は単純です。薄い色は、汗が染みた場所だけ濃く見える。濃い色は、もともと濃いので、染みても差が出にくいのです。
同じ頁は、白についても触れています。人気のある白も目立ちにくいが、黄ばみやすいので注意が必要だ、という書き方です[1]。白は汗で濃くなるというより、時間が経ったときの黄ばみが問題になる色だと読めます。ここは覚えておきたい分かれ目になります。
素材の話も同じ頁にあります。吸水性に優れている綿(コットン)素材のTシャツは、乾きにくいという特徴があるため、汗ジミが目立ちやすい、としています[1]。色を濃くしても、綿のTシャツは汗を抱えたままになります。色と素材は、別々に選ぶものだということです。
別の頁では、もっと直接的に書いています。汗がしみ込んでも元の服の色との濃淡差があまりない色の服、それが汗じみ対策になるとしています[2]。黒やネイビーなどのダークカラーは、もともと色が濃いため、汗で濡れても色がほとんど変わりません[2]。加えて、ポリエステルは速乾性が高く、汗で濡れても乾きやすいため汗ジミが目立ちにくい素材だ、とも書いています[2]。色と素材の両方が、同じ方向を向いています。
形の話も同じ頁にあります。旬のビッグシルエットTシャツなど、脇に密着しないデザインの服は、汗をかいても服にしみ込みにくいのでおすすめだ、としています[2]。脇が肌に張りつかなければ、汗が直接布に移りにくい。色を変えなくても、形で汗じみを減らせる場面があります。ヨガのポーズで腕を上げる時間が長い日は、この視点も持っておくと役に立ちます。
ただし、濃い色がすべてを解決するわけではありません。デサントの別の頁は、色が濃くなるほど表面温度が高くなるので、涼しい服を選ぶなら白や黄色、ライトグレーなどの薄い色がおすすめだ、としています[3]。そして、夏に起こりやすい汗ジミは濃い色のほうが目立ちにくいので、濃い色のTシャツの上に薄い色のシャツを羽織るなど涼しく過ごせるように工夫しましょう、と続けます[3]。濃い色は汗じみに強く、薄い色は温度に強い。2つを1枚でかなえるのは難しく、重ねることで両立させる。それが公式の答えです。
トレーニングウェアの頁では、夏用のトレーニングウェアは、汗ジミが目立ちにくいホワイトやブラック、ネイビーなどを選ぶのがおすすめだ、としています[4]。逆にグレーやベージュ、パステルカラーだと汗ジミが目立ちやすいため注意しましょう、とも書いています[4]。ここでホワイトが目立ちにくい側に入っているのは、先の白の説明と重なります。濡れたときの濃淡差が小さいからです。ただし黄ばみやすいという注意[1]は、白について残ります。
同じ頁には、柄という選択肢もあります。ボタニカル柄やジャガード柄など、汗ジミが目立ちにくい柄ものアイテムを選ぶのもおすすめだ、としています[4]。柄は、汗で色が変わった場所を模様の中に紛れさせます。無地で迷ったら、柄という逃げ道があることを覚えておいてください。
ここまでがデサントの記述です。繰り返しますが、これらはTシャツとトレーニングウェアについての説明で、ヨガウェア専用に検証したものではありません[1][4]。ホットヨガのように汗の量が多い場面では、同じ理屈がより強く出ると考えるのが自然です。けれど、公式がヨガではこうなると書いているわけではないので、そこは分けて読んでください。
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
ユニクロのレギンスは、色名まで公表されています
汗じみの話はデサントの記述で組み立てられます。ただ、実際に買うときには、どんな色名が並んでいるかを見たほうが早い。ユニクロのウルトラストレッチエアリズムUVカットレギンス(レディース)は、色の展開が頁に書かれています。NAVYのほか、BLACK、PINK、NATURAL、BROWN、DARK BROWN、DARK GREEN、PURPLEです[8]。
このレギンスの混率は、ポリエステル77%、ポリウレタン23%で、うち77%はリサイクルポリエステル繊維です[8]。ポリエステルが主で、伸縮をポリウレタンが担う構成になります。仕様欄には透け感なしとあり[8]、UVカットはUPF50+、JIS L 1925:2019と書かれています[8]。価格は確認した頁に記載がなかったため、この記事では書きません。
同じシリーズのエアリズムUVカットソフトレギンス(丈長め66cm)は、75%ポリエステル、25%ポリウレタンで、75%リサイクルポリエステル繊維を使用していると頁にあります[9]。こちらも仕様欄は透け感なしです[9]。混率がわずかに違い、丈が66cmと数字で示されています[8][9]。丈の選び方は形を扱う記事に譲ります。
色名を濃さの順に並べた表は、公式にはありません。ここは注意が要ります。BLACK、NAVY、DARK BROWN、DARK GREENは、名前に濃さを表す言葉が入っています。DARKが付く色は、そのぶん暗い側だと読めます。一方、PINK、NATURAL、BROWN、PURPLEは、明るさが名前からは決まりません。実際の色は、店頭か商品頁の画像で確かめてください。
デサントの理屈[1][2]を当てはめるなら、BLACK、NAVY、DARK BROWN、DARK GREENは汗じみが目立ちにくい側、PINK、NATURALは薄い側、BROWNとPURPLEはその間、という読み方になります。ただしこれは色名からの読み替えで、ユニクロがそう分類しているわけではありません。頁に書かれているのは色名と混率と仕様だけです[8]。
透け感なしという仕様[8][9]は、色ではなく生地の性質として書かれています。ここでは、色名と混率が同じ頁に並んでいることを、選ぶときの手がかりとして持っておいてください。
選ぶときの物差し
- 色の濃さ:黒・ネイビー・ダークグレーは、濡れても濃淡差が出にくいとされています[1][2]
- 白の扱い:濡れたときの差は小さい半面、黄ばみやすいという注意が付きます[1][4]
- 薄い色:パステル・ベージュ・グレーは、濡れると濃くなる側です[1][4]
- 素材:綿は乾きにくく、ポリエステルは速乾性が高いとされています[1][2]
- 柄:ボタニカル柄やジャガード柄は、汗ジミが目立ちにくいとされます[4]
- 組み方:濃い色の上に薄い色を重ねる、バイカラーにする、同色でそろえる[3][6]
- インナー:肌の色に近く血色感のある色みが、透けにくいとされています[5]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
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