
体重が下がったことを、負荷が合う証拠にしない
毎日の運動をダイエットの手段として考えると、体重が減っている間は計画も正しいと思いやすい。しかし、競技者の体重管理では、体重の変化と運動能力や健康状態が同じ方向へ動くとは限らない。女性ムエタイ選手の症例は、その区別を具体的に示している。[6]
この報告は23歳のプロ選手を追った症例研究で、試合準備を含む期間に食事とトレーニング負荷、体組成、安静時代謝、血液指標、運動能力を調べた。安静時代謝は1日253 kcal低下し、自転車テストの最大出力は27%低下した。著者らは、エネルギー不足を伴う減量過程で、スポーツにおける相対的エネルギー不足と整合する変化が生じたと解釈している。試合のための減量とエネルギー不足が重なるプロ選手の経過であり、18〜39歳の一般女性が食事を確保して通常のフィットネスに通う場面とは、栄養と負荷の条件が大きく異なる。[6]
相対的エネルギー不足とは、ここでは運動の要求に対して体で利用できるエネルギーが不足する問題を指す。栄養戦略のレビューも、脱水や利用可能なエネルギーの不足を抑え、個別に段階的な体重管理を行うことを重視している。[1] 体重の数字を動かすことと、次の練習へ備えることは、同じ目標として扱えない。
症例研究が詳しく示すのは、その選手に起こった経過である。18〜39歳という年齢の重なりがあっても、一般女性の通常レッスンに通う頻度をこの症例から決めることはできない。[6] この例を理由に運動を怖がるのではなく、体重だけで計画を採点しない理由として読みたい。
反対方向の結果も確認しておく。男性テコンドー選手5人を対象とした研究では、短期間に体重を5%減らした後、16時間の回復を置いて模擬試合を行った。測定した血液の流れに関する指標などは回復後に基準の状態へ戻り、競技特有のパフォーマンスにも悪影響は認められなかった。男性競技者の急速減量後という条件なので、18〜39歳の一般女性のレッスン間隔にはそのまま当てはめられない。[10]
これは女性ムエタイ選手の症例と同じ結果ではない。ただし、性別、競技、減量過程、測定した項目や時間が異なる。[6][10] 一方を採用してもう一方を消すより、どんな条件で何が戻ったのかを分ける方が正確だ。「回復した」と書かれた研究でも、その言葉が指す範囲を確かめなければならない。
特に、この16時間を、普段のレッスン後に待つべき共通の時間に置き換えることはできない。小規模な競技者研究で確認された測定値の回復は、あらゆる負担がなくなったという意味ではない。[10] 研究の時計を、自分の予約画面へそのまま貼り付けない。次の参加を決める材料には、実際の生活と運動の状態も必要になる。
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
記録は、次に何を変えるかを相談するためにある
記録を始めると、詳しく書けた日ほど管理が上手になった気がする。しかし、項目を増やすこと自体を目標にしない。装着型センサーのレビューが挙げる難点の中にも、得られたデータを指導者や競技者が使える判断へ変える問題がある。[2] 手帳でも同様に、次の相談につながる情報かどうかを意識したい。
例えば、「前回より強く打つ場面が多く、帰宅後も腕の重さが気になった」と伝える場面を考える。この記録なら、次回の動き方を指導者と相談する入口になる。「今週はまだ回数が少ない」だけでは、その人がどんな負荷を受けたかを共有しにくい。これは医学的な疲労判定ではなく、体験を具体的な言葉へ直す手順である。
記録の単位は、ほかの人と勝負するためにそろえる必要はない。競技者の研究には、強い音楽でその場の出力やきつさが変わる例もあり、本人の感じ方と実際の動きは条件ごとに確認されている。[4][16] 隣で楽しそうに連打している人を見ても、その人の翌日や食事までは分からない。比べるなら、自分の過去の参加内容を呼び戻したい。
また、運動を増やした日だけでなく、見送った日の理由にも記録の場所を用意してよい。「残業で帰宅が遅かった」「食事の準備ができなかった」といった事情は、意欲の採点ではない。負荷と回復の必要を個別に考えるというレビューの方向性を、生活で検討するための材料である。[1] 空白の予定にも事情はある。
その際、軽く動くこと、完全に休むこと、医師へ相談することを、同じ「調整」のひと言で済ませない。体調への不安や続く不調がある場合には、手帳の自己判定で運動を続ける指示を作らず、医師に相談する。指導者には参加内容を相談できても、病気の診断を求める相手は医師である。
手帳から直ちに「自分はこの頻度が最適だ」と結論する必要もない。忙しい時期と落ち着いた時期では、予定の組み方も変わる。記録を読み返して、前回と何が違うのかを説明できれば、それだけで相談は具体的になる。毎日という言葉に合わせて体を動かす前に、今回の条件に合わせて予定を組む余地を残したい。

よくある誤解
「毎日なら週2回より必ずダイエットが進む」という考え方には、回数以外の条件が抜けている。ここで取り上げた音楽の試験は短時間の競技能力、栄養のレビューは負荷と回復を含む食事の個別化を扱っている。これらから毎日と週2回の減量効果の順位は決められない。[1][4][16] 頻度の多さを成果の保証として売り込むには、問いが違う。
「楽に動けたから、疲れは全部抜けた」とも限らない。キックボクサーの試験では、音楽の条件によって主観的なきつさや出力が変わっている。[4][16] 気持ちよく終われたことは、その日の感想として大切にしてよい。ただし、それを翌日の運動への準備が整ったという判定へ、自動的に言い換えない。
「研究で回復した時間だけ待てばよい」という読み方にも注意が要る。16時間後に測定指標や競技能力を確認したテコンドーの研究と、女性ムエタイ選手の試合準備を追った症例では、対象も観察期間も結果も異なる。[6][10] 必要なのは都合のよい時間を選ぶことではなく、自分が何を回復の目安にしているかを明らかにすることだ。
さらに、運動の日を減らすことを、直ちに計画の失敗と呼ぶ必要はない。栄養レビューが重視するのは、負荷や回復の必要に応じた個別化である。[1] 回数を維持するために食事や生活の条件を見ないままにするより、何を調整したかを説明できる計画として扱いたい。
今日からできること
- 「週2回行けた」の隣に、実際に行った動作と、その日に感じたきつさを書く。主観的なきつさとパフォーマンスは、キックボクサーの試験でも分けて評価されている。[16]
- 参加日の記録には、運動後の食事の段取りも添える。31研究をまとめた断食のレビューでは、食事や睡眠、負荷の維持が競技能力を読む条件になっている。[3]
- 気分よく動けた日も、次の参加前には前回の内容を読み返す。19人のキックボクサーの試験で見られた音刺激の効果は、その場の反応を扱う結果である。[4]
- 体重だけを負荷の採点表にしない。女性選手の症例で最大出力が27%低下した例は、減量過程を能力や健康の変化と一緒に見る理由になる。[6]
- 研究中の16時間を自分の共通ルールにせず、前回からの変化を指導者へ伝える材料にする。競技者5人の測定結果を、全員の必要休息時間へ広げない。[10]

オンザショアで、通う時間を生活の中に置く
通う予定を考えるときは、参加の枠と帰宅後の生活を一緒に見渡したい。オンザショア立川店の営業時間は8:00〜23:30で、全曜日同じ、年中無休である。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。JR立川駅北口から徒歩1分の場所にある。仕事や移動の予定と照らし、通う場所として検討できる。
女性専用のキックボクササイズに加えて、ボクササイズ、常温のヨガ、ピラティス、HIIT、パーソナルトレーニングを扱う。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガもあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。種目の選択肢と、自分が実際に続ける予定とは分けて考えたい。
妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。
ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスン、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。これはヨガの体験の案内である。店舗情報と料金を確認し、ヨガの体験を希望する場合は予約ページへ進める。
参考文献
[1] Integrative Nutritional Strategies for Performance, Recovery, and Weight Management in Taekwondo — Amawi AT, Alkasasbeh WJ, Grivas GV, Jalali P, Mohammadi A., 2026, Nutrients. DOI: 10.3390/nu18172894
[2] Limb biomechanics in combat sports: insights from wearable sensor technology — Xue H, Han C, Zhu D., 2025, Frontiers in bioengineering and biotechnology. DOI: 10.3389/fbioe.2025.1663592
[3] A review of the impact of intermittent ramadan fasting on wellbeing, nutrition and physical performance in different sports — Ghaffar T, Ubaldi F, Valeriani F, Romano Spica V., 2025, Clinical nutrition ESPEN. DOI: 10.1016/j.clnesp.2025.03.052
[4] Beta frequency binaural beats combined with preferred music enhance combat performance and recovery responses in amateur kickboxers: a randomized crossover trial — Jebabli N, Boujabli M, Khlifi M, Ouerghi N, Bouassida A, Abderrahman AB, Dhahbi , 2025, Frontiers in psychology. DOI: 10.3389/fpsyg.2025.1636856
[6] Weight cycling and relative energy deficiency in sport syndrome in an elite female muaythai athlete: a case study — Bulínová V, Wagner A, Kumstát M., 2025, Frontiers in sports and active living. DOI: 10.3389/fspor.2025.1599131
[10] Rapid weight reduction does not impair athletic performance of Taekwondo athletes – A pilot study — Yang WH, Heine O, Grau M., 2018, PloS one. DOI: 10.1371/journal.pone.0196568
[16] Effects of 440-Hz <i>vs.</i> 432-Hz preferred music frequencies, during warm-up, on intermittent anaerobic speed test performance in men and women kickboxers: a double-blind crossover study — Jebabli N, Boujabli M, Khlifi M, Ouerghi N, Bouassida A, Ben Abderrahman A, van , 2025, PeerJ. DOI: 10.7717/peerj.19084
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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