運動中にプロテインを飲む必要はある?女性の筋トレと胃の負担を分けて読む

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胃の負担と水分補給は、飲む場面から考える

ここまでの研究では、飲料の栄養と運動の成果を中心に見てきた。しかし、飲んだあとに動きやすいかは、本人にとって別の大事な問題である。「効果があるはずだから胃の不快感は我慢する」という選び方では、飲料のために練習を組み立てることになってしまう。先に確かめたいのは、いつ飲んだときにどんな不快感があったかだ。

乳由来のたんぱく質と胃腸症状を扱う試験として、若く健康で筋トレ経験のある男女9人のランダム化二重盲検クロスオーバー試験がある。男性5人、女性4人で、筋トレを行った日に就寝30分前、ホエイ、カゼイン、同じエネルギー量の糖質を比べた。ホエイとカゼインは乳に含まれる異なるたんぱく質で、各たんぱく質の量は40gだった。女性も参加したが、18〜39歳の女性全般にそのまま当てはめるには人数が少なく、摂取も運動中ではなく就寝前である。[1]

この試験では、ホエイで対照条件より睡眠の指標が改善し、胃腸症状と翌日の運動成績への影響はなかったと報告された。だが、寝る前に飲んだ若い男女の結果を、運動中に飲んでも誰も胃が重くならないという保証にはできない。時刻、活動、本人の感じ方を飛ばして「乳由来だから大丈夫」とする根拠にはならないのである。[1]

逆方向の読み替えにも注意したい。飲んで不快だった経験があるからといって、乳由来のたんぱく質飲料をすべて悪いものと決める必要はない。この試験では少なくとも、検討された就寝前の条件で胃腸症状に影響がなかった。個人の経験と研究の平均的な結果は、相手を打ち消すために使うものではない。[1]

飲んだ製品、量、食事からの間隔、運動の途中か後か、不快感の内容を記録しておくことは、状況を医師に伝えるためにも役立つ。これは自分で病名を決める作業ではない。繰り返す症状や運動を続けにくい症状については医師に相談する。研究の条件を借りて、無理に同じ量を飲み切る必要はない。

水分補給では、たんぱく質以外にも目を向ける。運動後の水分バランスを扱ったレビューは、汗による水分損失と回復中の損失を補える量を飲むこと、そのうえで成分を考えることを重視している。脱脂乳は運動後の水分回復に有効で、乳たんぱく質が一部に関与する可能性がある一方、ホエイの効果は一致していないと整理した。競技者の運動後の補給を論じるレビューであり、18〜39歳の女性の筋トレ中の飲み方に直接置き換えるものではない。[8]

つまり、乳たんぱく質を含む飲料に水分回復の役割があり得ることと、ホエイを運動中の必須飲料にすることは別である。水分の回復についての研究は、汗をかいたあとに何をどう補うかを考える材料だ。運動中に胃が不快だった飲料を、その研究だけで正当化することはできない。[8]

飲むパターンも検討されている。運動で体重の2〜2.5%に相当する水分を失った参加者10人の試験では、糖質・電解質・たんぱく質を含む同じ種類の飲料を、回復初期にまとめて飲む条件と、分けて飲む条件が比べられた。飲料の総量は失った水分の125%相当で、約6時間の回復を追っている。運動で脱水した参加者の回復を比べた結果なので、18〜39歳の女性の通常の筋トレ中にも同じ飲み方がよいかは、この試験からは判断できない。[14]

飲んだ水分が体に保持された割合は、分けた条件で69.1%、まとめた条件で53.7%だった。分けた条件では尿量も少なかった。ただし、これは胃の楽さを示す数字ではなく、運動後の水分保持の結果である。「分ければ必ず胃が楽になる」「そのまま筋トレ中の飲み方にすればよい」と結びつけず、飲む量と時刻にも研究の問いがあると受け止めたい。[14]

栄養表示のたんぱく質量だけでは、ここまでの違いを説明できない。研究を読む際は、運動中の成果、運動後の水分保持、就寝前の胃腸症状のどれを評価したかを確認する。生活で飲み物を選ぶ際も、喉が渇いている場面と、食事を補いたい場面とを言葉に分けると、必要以上に役割を背負わせずに済む。[1][8][14]

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よくある誤解

「筋たんぱく合成が増えるなら、その場の筋トレも必ずよくなる」という理解は修正が必要だ。運動中の合成について利益を整理したレビューも、十分な糖質にたんぱく質を追加することで持久運動の成績がさらに改善するとは結論していない。体内の反応、運動成績、長期に続けた成果は同じ評価項目ではない。[3]

特に、筋肉の材料の話から飲料の義務へ飛ぶと、食事と練習そのものが背景に退いてしまう。研究の説明を読むときは「何が増えたか」を最後まで確認したい。特定の筋肉の合成速度なのか、脚全体のたんぱく質収支なのかでも答えは変わった。単語だけを拾うより、測定した場所と時刻を残す方が、毎日の選択に役立つ。[5]

「水だけで運動したら、プロテインを飲む人より成果を捨てている」という断定にも根拠が足りない。エネルギー量をそろえた持久運動の比較では、たんぱく質追加の利益が認められない結果があり、管理された合宿では回復や成績も改善しなかった。これらは水との直接比較で女性の筋肥大を決着させるものではないが、運動中の追加を必須扱いする説明を支えてはいない。[4][9]

誰かのシェイカーで、隣の人の練習を採点することはできない。男性の競技的な持久運動と、仕事帰りの女性の筋トレは条件が違う。研究で差が出た場合も、出なかった場合も、その違いを消さないことが大切だ。飲んでいる人の選択を否定する必要も、飲まない人の練習を軽く見る必要もない。[7][9][13]

「胃に問題がなかった試験があるから、運動中も平気なはず」も誤解である。男女9人の試験で確かめられたのは、筋トレ後の就寝前に飲む条件だった。本人が今、動きながら飲んで不快になっている経験を、その結果で押し切ることはできない。研究で安心できる範囲と、医師に相談する個人の症状とを混ぜないようにしたい。[1]

飲む時刻全般の話は、既存記事「【連載】その常識、研究では? 第3回|プロテインは運動後30分以内か——アナボリックウィンドウ」に譲る。ここで扱うのは、運動の途中の飲み物に何を期待し、どの比較結果をその期待に使えるかという問いである。飲み物を急いで決める前に、研究の時計が運動中なのか、回復中なのかを見直したい。[3][5]

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今日からできること

  • 飲む目的を、運動中の成績、栄養、水分補給に分けてメモする。11件をまとめたメタ分析でも、評価する運動課題と比較条件で答えは違った。[4]
  • 飲料を比べるときは、たんぱく質だけでなく糖質とエネルギー量も確認する。男性競技者12人の試験は、糖質の一部をたんぱく質へ置き換えても成績がよくならなかった。[7]
  • 食事と運動後の補給を含めて振り返る。18人の合宿試験で途中の追加に利益がなかったのは、食事が管理され、両群とも運動後の補給があった条件である。[9]
  • 胃が不快になったときは、飲んだ量や時刻、症状を記録し、繰り返す場合は医師に相談する。9人の就寝前試験の40gを、自分の運動中の必須量として採用しない。[1]
  • 運動後の水分保持の数字を、運動中の胃の楽さと混同しない。10人の比較では分けて飲む条件に利益があったが、検討対象は運動後の水分保持だった。[14]

オンザショア立川店で、飲む場面と動く時間を決める

運動中の飲み物を考えるなら、まず自分が参加する運動と時間帯を決めたい。筋トレの合間に飲む場面と、レッスンを終えてから補う場面を区別するためにも、通う予定を具体的にしておく。オンザショア立川店は8:00〜23:30の営業で、年中無休である。朝に動く日も、仕事帰りに寄る日も、まず営業時間と自分の予定を照らし合わせるところから始められる。

場所は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分だ。溶岩プレートを敷いたスタジオのホットヨガに加え、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングがある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIITも選択肢に入る。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。内容は店のトップ、通い方に関わる費用は料金ページ、体験は予約ページで確認できる。

妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。生活に組み込める時間と参加できるレッスンを確かめ、続ける場所を選ぶための情報として使ってほしい。

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参考文献

  1. Presleep Whey but Not Casein Protein Ingestion Improves Sleep Quality After Resistance Exercise When Compared With an Isocaloric Control in Resistance Trained Individuals — Aussieker T, Kredig N, Wasserfurth P, Harmsen JF, Spitschan M, Koehler K., 2026, International journal of sport nutrition and exercise metabolism. DOI: 10.1123/ijsnem.2025-0205
  2. Is there a need for protein ingestion during exercise? — van Loon LJ., 2014, Sports medicine (Auckland, N.Z.). DOI: 10.1007/s40279-014-0156-z
  3. Effects of ingesting protein in combination with carbohydrate during exercise on endurance performance: a systematic review with meta-analysis — Stearns RL, Emmanuel H, Volek JS, Casa DJ., 2010, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0b013e3181ddfacf
  4. Protein intake does not increase vastus lateralis muscle protein synthesis during cycling — Hulston CJ, Wolsk E, Grøndahl TS, Yfanti C, VAN Hall G., 2011, Medicine and science in sports and exercise. DOI: 10.1249/mss.0b013e31821661ab
  5. Isocaloric carbohydrate versus carbohydrate-protein ingestion and cycling time-trial performance — Toone RJ, Betts JA., 2010, International journal of sport nutrition and exercise metabolism. DOI: 10.1123/ijsnem.20.1.34
  6. Milk protein and the restoration of fluid balance after exercise — James L., 2012, Medicine and sport science. DOI: 10.1159/000341958
  7. Protein intake during training sessions has no effect on performance and recovery during a strenuous training camp for elite cyclists — Hansen M, Bangsbo J, Jensen J, Krause-Jensen M, Bibby BM, Sollie O, Hall UA, Mad, 2016, Journal of the International Society of Sports Nutrition. DOI: 10.1186/s12970-016-0120-4
  8. Influence of carbohydrate-protein beverage on cycling endurance and indices of muscle disruption — Valentine RJ, Saunders MJ, Todd MK, St Laurent TG., 2008, International journal of sport nutrition and exercise metabolism. DOI: 10.1123/ijsnem.18.4.363
  9. Hydration Efficiency of a Protein Beverage Consumed in a Bolus vs. Metered Pattern during Recovery — McBride C, Boy T, Green M, O’Neal E, Renfroe L., 2020, International journal of exercise science. DOI: 10.70252/kjfq3498

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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