初心者向けヨガポーズは見本が隠れると時刻がずれるか、布の触れ方も分ける

初心者向けヨガポーズを動画で見るとき、見本の動きの一部が黒く隠れると、目標の時刻の読みは粗くなる。自分が着る布のゆとりは、目隠しの歩行練習のあとに残る触れ方の話で、関節の見え方とは別である。対象と研究の型を分けて、今夜の家での見方まで落とす。

見本と同じ角度に曲げたつもりなのに、膝なのか布のしわなのか分からない。初心者向けのヨガのポーズで、見本の上着の裾が股の付け根に乗り、関節の折れ目ではなく布の山をなぞっていた。画面の服が関節を覆うと覚えにくいか、という問いには、映像の一部を隠した実験と、自分の服が体に触れる実験を、混ぜずに返す。

動きの映像へ部分的な黒塗りを足すと、目標の出来事までの時刻の絶対誤差は増えた。56人を対象に、不自然な動き、黒塗り、形の不一致が、それぞれ時間の精度を落としている。[6] いっぽう健康な男性19人を目隠しにして一直線に歩かせた試験では、腰から下腿の途中までゆとりのある木綿で練習したあとに、速度が上がり横方向のずれが減った。ジャージでの練習は横ずれだけが減り、速度は上がっていない。[9] この男性の歩行結果を、18〜39歳の女性のヨガにそのまま当てはめることはできない。見本の服の裾と、自分の服がすねに触れるかは、別の問いである。

先生を正面から見るか横から見るかは、既存記事「ヨガ初心者は先生を正面から見るべき?横から見る実演と動きの覚え方を読む」に譲る。視点の角度はこちらでは扱わない。見本が途中で見えなくなることと、自分の布が動くたびに体へ触れることを分ける。

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

見本の一部が黒く隠れると、いつ起きたかの読みは粗くなる

夜11時、一時停止の位置が毎回ずれる。見本の手首が画面の端で欠け、黒く潰れた部分の向こうで手が開いた時刻を、自分の感覚で埋めている。動作観察とは、他者の動きを見ることである。見る側の運動系の反応も調べられている。その見え方がどれだけ確実かで、時刻の予測が変わるかを見た試験がある。[6]

第1実験は56人。目標となる出来事に時刻を合わせて反応させ、精度は反応時刻の絶対誤差で見ている。不確実さは三通りで、動きの自然さ、部分的な黒塗り、形が動作と合うかどうか、である。自然さが下がること、遮蔽が増えること、形が食い違うことのそれぞれが、時間の精度を落とした。[6] 服の品番を替えた比較ではない。映像の側を操作した実験である。

私の読みでは、上着の裾が股関節を覆うことを、この黒塗りや形の不一致と同一の操作とは呼ばない。ただし、見本の輪郭が途中で欠けると「いつ動いたか」が粗くなる、という方向は、黒塗りの結果がすでに示している。形が動作と合わない映像でも、同じように精度は落ちた。[6]

第2実験は20人。左の一次運動野、つまり動きの指令に関わる大脳の領域へ、単発の磁気刺激を与えている。刺激のタイミングは、物をつかむ局面と、手を離す局面である。人差し指側の筋から運動誘発電位を取り、皮質脊髄の興奮性、脳から脊髄を経て筋へ向かう反応の大きさを見ている。動作観察は、何も見ていない基準より、全体としてこの興奮性を上げた。不確実さの条件ごとの差は小さく、多重比較の補正を越えて残っていない。[6]

ここがずれる。行動の側では、隠れ方と形の不一致が時刻の精度をはっきり落とした。神経の反応の大きさは、見ていること自体では上がるが、隠れ方の条件差は多重比較の補正のあとには残らなかった。[6] 動画の黒塗りを、上手さの点数へ読み替えない。

疑問の続きは、体で確かめるのがいちばん早い。

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歩きの見本は3メートルで消え、足の錯覚が予測の向きを変える

見本がカメラの外へ歩いて出て、着地の時刻だけを数えたくなる。歩行の動作観察を使った実験は、人が9メートルの経路を前または後ろへ歩く設定で、予測の中身を分けている。運動の予測は、実際に歩く時刻と、歩いているところを思い描く時刻を比べて見ている。動作観察では、見本が3メートル歩いたところで遮蔽し、観察者に、9メートルの終わりへ着く時刻を推定させた。[5]

この実験が比べたのは、二つの説明である。一つは、見えた手がかりを見る人の運動の表現へ直接つなぐ、という考え方。もう一つは、運動の予測を先に作り、それと視覚を比べる、という考え方である。脚の筋肉を機械的に振動させ、感覚の錯覚を作ると、運動イメージの時刻が変わった。この錯覚は感覚運動の予測に影響している。動作観察と、数式によるシミュレーションでは効果が逆向きで、予測する側の説明が支持された。[5]

効果は、動作観察と数値シミュレーションで逆向きだった。自分の脚の感覚がざわついているときの「あと何秒で着地か」と、静かなときの推定は、同じ手続きでも同じにはならない。見本の服の色を覚えたこととは別の層である。[5] ヨガのポーズの名前を、この歩行の試験が採点したわけでもない。

ここで操作したのは脚の筋肉への機械的な振動であり、日常の疲労や入浴ではない。私ならこの実験を、見えなくなった動きの続きを読む際に、見る人自身の感覚も関係する例として読む。家で動画を見ていて着地の予想を外しても、服のせいと即断する前に、そもそも着地まで映っていたかを確かめる。映像を選ぶ場面と実験の説明をつなぐのは、この確認までである。[5]

容器の色は、手が物をつかんだあとでも予測を残す

いつもの青いマットを見ただけで、次のポーズを先に決めてしまう夜がある。動作の予測は、関節の動きだけですべてが決まるわけではない、という実験がある。役者は容器の上の物をつかむ。容器の色は変えてある。慣らしの段階では、動きの形と色が一緒に出る確率を、80%と20%に操作し、見る人に文脈の事前情報を作らせた。テストでは、色と動きの組を均等に出し、映像を五つの時点で遮蔽している。役者がまだ止まっている時点から、物をつかみ終えた時点までである。[8]

どの遮蔽の長さでも、起きやすい組の文脈のほうが、起きにくい組より予測が進みやすかった。ここが乾いた事実で、少しおかしい。いちばん遅い遮蔽、つまり動きの手がかりが結末をすでに見せている時点でも、以前は低確率だった結末に対して、文脈の影響が残った。目は結末を見ていたのに、先に覚えた色がまだ投票している。[8] 残りの影響は、臨床の閾を下回る自閉的な特性が高い人でより強かった。これは特性の高低と予測の残り方の関係であり、ヨガに向く人の判定ではない。[8]

初心者の動画で「この先生は次にいつもこのポーズ」と色や順番で先に決めると、関節が見えたあともその予想が残ることがある。実験の容器はヨガのマットではない。ただし、見えた運動学が結末を示しても文脈が予測を引く、という結果は、見本の服の柄を覚えただけで動きまで分かった気になる夜に重なる。[8]

数字で読む、隠れた見本と自分の布

56人は、目標の出来事へ時刻を合わせた第1実験の人数である。動きの自然さ、部分的な黒塗り、形の一致を変え、精度は反応時刻の絶対誤差で見ている。[6]

20人は、左の一次運動野へ単発の磁気刺激を与えた第2実験の人数である。動作観察は興奮性を全体として上げ、不確実さの条件差は多重比較の補正後に残らなかった。[6]

9メートルは歩いた経路、3メートルは見本が遮蔽されるまでの距離である。観察者は、隠れたあとに終点へ着く時刻を推定した。[5]

80%と20%は、慣らしで動きの形と容器の色が共起した確率である。テストは組を均等にし、遮蔽は静止から把握の完了まで五時点だった。[8]

19人は、目隠しでタンデム歩行をした健康な男性で、平均21.8歳、標準偏差1.8歳である。前後の測定はタイツで最速、間の練習はゆとりのある木綿かジャージで、自分で選んだ速度だった。[9]

900ミリ秒は、仮想の棒の向きを隠した時間である。その課題に熟達した10人と、未経験の10人では、熟達した側のほうが隠れたあとの向きをより正確に外挿した。[20]

疑問の続きは、体で確かめるのがいちばん早い。

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宮川涼 Founder

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