ダイエット中の軽食はゼロ円なら増える?受け取る量と食べる量の違いを読む

ダイエット中、小腹が空いた時に差し入れの軽食をどう選ぶか。代金の負担がないことと、好きな時に食べられることを分け、野菜の提供や間食の研究を読む。受け取った量、保存した量、実際に食べた量は同じではない。価格だけで食べ過ぎを決めつけず、食べる場面と次の食事まで見直す視点を示す。

職場の休憩室に差し入れがある。買いに行くほどではなかったのに、帰る前に包みを手に取った。袋をかばんへしまいながら、「自分で払わないと、つい多くなるのだろうか」と考える。財布が出番を失っても、食べるかどうかの判断は残っている。

答えは、ゼロ円という条件だけで軽食の量が増えるとは決められない、である。野菜や果物を代金負担なしで提供した無作為化試験では、受け取れるようにするだけでは摂取量が増えず、在庫や廃棄が増える結果もあった。受け取った量と口に入った量は別の指標だ。[7]

小腹が空いた時には、代金に加えて、何が置かれ、いつ手に取れ、どの食事に組み込むのかを見たい。間食の系統的レビューも、摂取量、総エネルギー摂取量、体重の関係を一律には捉えていない。差し入れを受け取ったという出来事だけで、その日の食事全体や体の変化を判定する必要はない。[11]

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

価格の問いを、食べる場面の問いに分ける

既存記事「ダイエット中のお菓子は一袋の値段で比べる?同じ量の価格と使い道を分ける」には、買う時の価格比較を譲る。ここでは購入後や提供後に視点を移し、手元へ来た食品が、保管、食事、食べ残しのどこへ進むかを考える。

値段が下がる場合と、支払いがなくなる場合を比べて、後者だけに特別な反応が起こると説明したくなる。しかし、野菜を受け取る世帯の試験や夏のプログラムの試験は、そうした価格段階を直接比べた実験ではない。そこから「ゼロ円に変わった瞬間に何割多く選ぶ」といった数字は導けない。[5][7]

この区別は、読者の疑問を避けるためではない。「代金がないから増えた」のか、「目の前に食べ物が増えた」のかで、見直す場所が違うからだ。たとえば、同僚から持ち帰り用に受け取った包みと、机に置いて仕事の合間に食べた包みを、同じ間食として数えると混乱する。食品提供の試験でも、摂取、在庫、廃棄を別々に測っている。[7]

したがって、差し入れの日の記録は「もらった」で終えず、「いつ食べた」「何が残った」まで分けるのが実用的な読み替えになる。これは摂取量を減らす効果が保証された手法ではなく、研究が分けて測った項目を自分の生活でも区別する工夫だ。判断材料をそろえることから始めればよい。[7]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

野菜を届けても、食べる量が増えるとは限らない

成人のいる世帯を対象にした無作為化試験では、野菜と果物の提供に加えて、廃棄を減らし、栄養面で劣る食品を置き換える集中的な支援を行う群と、対照の支援を行う群を比較した。各群は23世帯で、どちらにも野菜と果物が提供された。18〜39歳の女性だけを対象にした比較ではなく、この摂取量の変化をそのまま当てはめることはできない。つまり、食品を受け取るかどうかだけの比較ではない。[7]

対照群では、提供の前後で野菜・果物の摂取量と食事の質に有意な変化はなかった。一方、在庫は4.89kg増え、廃棄が起こる回数と、その際の廃棄量も増えていた。総エネルギー摂取量は減っていたため、「食品が増えたので食べる量も全部増えた」という単純な説明にも合わない。[7]

集中的な支援を受けた群では、対照群と比べて野菜・果物の摂取量が1日0.85サービング増えた。サービングは食品の摂取単位であり、そのまま自宅の皿の枚数と読み替えるものではない。さらに、食事の質の指標や総エネルギー摂取量、食べ残しの量などでは、介入後の群間差が有意ではなかった。望ましい項目が動いても、すべての評価項目で改善したとは結論できない。[7]

冷蔵庫へ入れた時点では、まだ食事になっていない。提供から摂取へ進めるには、何に使うかまで考える必要があるという示唆だ。ただし、集中的な支援の試験結果を「差し入れを受け取る時に献立を思い浮かべるだけで同じ効果が出る」と縮めてはいけない。研究の支援と、日常の小さな工夫は区別して扱いたい。[7]

筋トレ美女 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

自由に食べられることと、代金がないことは違う

子どもの間食用野菜を調べた無作為化クロスオーバー試験は、言葉の取り違えに注意したい例である。クロスオーバーとは、同じ参加者が順番を変えて複数の条件を経験する方法だ。この試験では3〜7歳の44人が、自宅で午後に野菜を食べる条件を経験した。18〜39歳の女性とは年齢も生活環境も違うため、摂取量の変化をそのまま当てはめることはできない。[1]

比較したのは、野菜が1種類か3種類か、親が食べる時間を決めるか、子どもが自分で食べる時を選べるかである。代金を払う野菜とゼロ円の野菜を比べたわけではない。自分で始められる条件の摂取量は192gで、親が始める条件の169gより14%多かった。ここでの自由は、食べ始める機会の自由だ。[1]

また、3種類の野菜では221g、1種類では140gで、種類がある条件で58%多く食べられた。ただし、提供量の増加や、食品に接する時間の長さが結果の一部に関わった可能性がある。種類の多さだけを切り離して、効果の全部を説明することはできない。種類と開始条件の間に交互作用は認められなかった。[1]

これは幼い子どもの野菜の試験であり、大人の休憩室のお菓子に同じ増加率を当てはめるものではない。それでも、食べる環境を見る時に「払ったか」以外の問いがあることは分かる。いつでも取れるのか、食べる場面が決まっているのか。差し入れという名前が同じでも、机の上と持ち帰り袋の中では条件が違う。[1]

参加できる支援と、実際に過ごした日は別である

費用の壁を取り除くことには、食品そのものの提供とは別の形もある。低所得世帯の子どもを対象にした無作為化試験では、代金負担のない夏の日中プログラムを受けられる群と、通常の夏休みを過ごす群を比較した。募集された親子は422組で、子どもの平均年齢は8.2歳、提供期間は8〜10週間だった。18〜39歳の女性の職場での間食に、そのまま当てはめられる結果ではない。[5]

割り付けられた群のままで比べる解析では、夏の平日に冷菓を食べるオッズは介入群で低かったが、それ以外の食品・飲料には差が認められなかった。オッズとは、出来事が起きる確率と起きない確率の比だ。参加の機会ができただけで食事全体が健康的になる、という期待は、この結果には合わない。[5]

一方、割り付けとは別に、実際に構造化されたプログラムへ参加した日と参加しなかった日を比べると、果物や牛乳の摂取オッズは高く、炭酸飲料やファストフードなどは低かった。ただし、チップスやスナックの摂取オッズも高かった。参加日の食事変化を、すべて同じ方向の変化として描けない点が大切だ。[5]

実際の参加で分けた比較は、無作為に分けた群同士の比較と同じ因果の強さを持たない。参加できた日の生活条件も考える必要がある。職場の軽食に置き換えるなら、「受け取れる制度」と「実際に食べる日の流れ」を別に見る視点になる。ただし、子どもの夏休みの結果を成人の間食対策の効果として提示することはできない。[5]

間食の量と体重は、同じ答えにならない

間食の系統的レビューは40件の適格な文献をまとめている。体重の状態を扱ったものが35件、エネルギー摂取量が11件、食事の質が3件で、扱う指標には重なりがある。嗜好品としての間食の増加は、エネルギー摂取量に控えめに寄与する可能性がある一方、体重や体格指数との関連は全体として一貫していなかった。[11]

ただし、成人を時間に沿って追う縦断研究では、間食の摂取と体重や体格指数の増加に一貫した正の関連があった。同じ時点を切り取る横断研究には相反する結果があった。研究の型を分けずに「間食は関係ない」と結論するのも、「差し入れを食べれば必ず体重が増える」と結論するのも飛躍である。[11]

実験研究からは、間食の分量を小さくすることで、食べる量やその後のエネルギー摂取を減らせる可能性が示されている。ここから日常へ持ち帰れるのは、価格の印象だけに注意を向けず、食べる分量も見ようという視点だ。体重を減らすことを全員の目標にする必要はなく、軽食を食事のどこに置くかを考える材料として読める。[11]

数字で読む提供と摂取の違い

23世帯ずつ:食品提供に集中的な支援を組み合わせた群と対照群の規模。[7]

4.89kg:対照群で増えた野菜・果物の在庫。食べた量の増加ではない。[7]

1日0.85サービング:集中的な支援群で対照群に比べて増えた野菜・果物の摂取量。[7]

14%:子どもが食べる時を選べる条件で多かった野菜摂取量。価格の効果ではない。[1]

40件:間食と体重、エネルギー摂取量、食事の質を検討したレビューの採用文献数。[11]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder

1

2

関連記事

ご体験予約