顔痩せの食べ物は硬いほどよい?かむ筋肉の発達と脂肪の変化を読み分ける

顔痩せのために硬い食べ物やガムを選ぶ前に、かむ力、筋肉の厚み、脂肪の変化を分けて考えたい。硬いグミの小規模研究、義歯の系統的レビュー、治療後の患者を追った研究から、何が変わったのかを読む。顔の形だけを成果にせず、食事のしやすさと痛みの有無を確かめる視点も紹介する。

昼食のパンを選ぶとき、柔らかいものより硬いものを選べば、顔の運動にもなるだろうかと考える。検索窓には「顔痩せ 食べ物」。食べる時間で輪郭も変えられたら、という発想は分かる。

ただし、硬いものをかむ練習で口の働きが変わることと、顔の脂肪が減ることは別の問いである。硬いグミを用いた小規模な研究では、かみ合わせる力などが改善した一方、筋肥大を評価する指標の変化は統計的に有意ではなかった。この結果を顔痩せの証明とすることはできない。[11]

かむ筋肉が厚くなる変化を、食事のしやすさという面から評価した研究もある。厚みの増加は、目的によっては機能の改善と並んで現れる結果なのだ。「働く筋肉」と「細く見える顔」を同じ目標にしないところから、食品選びを考えたい。昼食を選ぶたびに、あごへ追加の課題を出す必要があるのか。その問いも残しておく。[3]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

かむ力、筋肉の厚み、顔の形は別々に読む

かむ働きを扱う論文には、咀嚼という言葉が登場する。ここでは食べ物をかむ働きとして読み進めればよい。咬筋はかむときに働く筋肉で、側頭筋もそれに関わる。咬筋を対象にした治療後の研究では、咬筋の厚みが減るのと並行して側頭筋が厚くなる変化が観察されている。口の働きを、咬筋だけで説明するのは単純すぎる。[4]

まず、かみ合わせる力は「どれだけ力を出せるか」という機能の指標である。食べ物をかみ砕く能力も口の働きだが、力と全く同じものではない。硬いグミの研究では、これらに加えて舌の圧力、飲み込むまでのかむ回数や時間も測った。口の成果を測る物差しは、輪郭写真だけではない。[11]

筋肉の厚みや体積は、形の指標に当たる。総入れ歯を使う人を対象にした系統的レビューでは、インプラントで支えた義歯の使用に伴い、かむ力と咬筋の厚みが増していた。一方で、食事摂取量や体格指数、血液の栄養指標は変わらなかった。力が増すことから、食事や体格の変化まで一足飛びには進めない。[3]

顔の脂肪を知りたいなら、さらに別の評価が必要になる。筋肉の厚みの数値を脂肪量の数値として読み替えることはできない。とくに「筋肉が鍛えられた」という見出しを見たときは、何を測ってそう判断したのかを本文まで確かめたい。グミの試験が評価した中心は、口の機能である。[11]

表情の運動については既存記事「顔ヨガで顔は変わるのか 表情筋トレーニングの試験を写真の判定方法まで読む」に譲る。また、同じ特集の「顔痩せは頬の脂肪が一様に減ること?浅い層と深い層で違う輪郭を読み解く」は脂肪の側からの問いである。ここでは、食品の硬さでかむ負担を増やすことに絞る。

研究結果の見分け方として、筋肉を画像で測ったのか、筋肉が出す電気信号を使ったのかという点も押さえたい。治療後の研究では超音波で厚みを測り、グミの研究では筋電図と力の関係を使って肥大を評価した。どちらも筋肉に関係するが、数字の作られ方が違う。「筋肉を測定」とだけ紹介されていたら、その先の方法にも目を向けたい。[4][11]

安静時か、力を入れているときかも測定条件になる。咬筋の治療後を追った研究では、この両方で厚みを測っていた。顔を動かしているときの状態と、力を抜いた状態を区別しているのである。自分の写真と研究の数字を比べたくなっても、何をどんな状態で記録したのかがそろわなければ、同じ物差しで比べたことにはならない。[4]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

硬いグミの研究で、実際に変わったもの

食品の硬さという検索の疑問に近いのが、硬いグミを食べる練習を調べたコホート研究である。練習群は女性6人、男性8人で平均年齢27.6歳、対照群は女性2人、男性7人で平均年齢28.3歳だった。若い成人を含む研究だが、男女混合の小規模な機能研究であり、18〜39歳の女性の美容目的にそのまま当てはめるには対象と評価項目が異なる。[11]

練習群は、研究用に開発した硬いグミ9個を週3回、3か月にわたり食べた。研究者は開始前だけでなく、練習中と中止後にも口の働きを測定した。この個数や頻度は研究の条件であり、市販のグミを同じだけ食べることを勧める目安ではない。食品を買うときの処方箋として持ち帰らないことが大切だ。[11]

結果は、かみ砕く能力が1か月後、最大のかみ合わせる力が2か月後、舌の最大圧力が3か月後に、練習前と比べて有意に増した。かむ動作の周期も2か月後に短くなった。変化の現れ方は指標ごとに異なる。「口全体が同じ速さで強くなった」という読み方では細部を落としてしまう。[11]

一方、筋電図と力の関係から筋肥大を評価する指標には、有意な変化がなかった。練習群に肥大の傾向があったという報告を、明確な肥大が証明されたと書き換えてはいけない。筋肉の働きに関する改善があることと、筋肉の大きさに確かな差が出たことを、この研究自身が分けている。[11]

さらに、かみ砕く能力を除く改善は、練習をやめた1か月後にも維持されたと報告されている。ここで追っているのも口の機能の持続である。読者が知りたい「顔が細くなって戻らないか」という持続とは意味が違う。効果が続いたという短い紹介文でも、その効果が何だったのかを省かず読む必要がある。[11]

この研究から受け取れるのは、硬い食品を食べる練習が、課題に即した口の機能訓練になり得るということだ。ただし、特定の食品を一定の条件で食べた結果である。普段の昼食を硬いものに替えれば同じ変化が起こる、と広げるには距離がある。まして、それを顔の脂肪が減る食事法と呼ぶ根拠にはならない。[11]

また、研究では比較の相手を確かめる必要がある。硬いグミの結果として報告された改善は、練習を始める前との比較である。対照群が設定されていることと、紹介されているすべての結果が群間の差を表すことは同じではない。「練習前より増えた」を「食べなかった人より必ず優れた」と強めず、比較の言葉をそのまま受け止めたい。[11]

少人数の研究では、対象の内訳も読み飛ばせない。練習群は男女を含み、平均年齢は若い成人の範囲だったが、その結果を年齢も口の状態も異なる全員の目標にすることはできない。通勤中にガムをかむ人、食事で硬いものを避けがちな人、見た目だけを変えたい人は、それぞれ問いが違う。研究の食品と似た商品が手元にあっても、研究と同じ状況になったわけではない。[11]

筋肉の厚みは、食べやすさと併せて評価する

「顔痩せ」という目的で読むと、筋肉の厚みが増す結果は意外に見える。だが、歯を失い義歯を使う人にとっては、かみやすさを取り戻すことが重要な研究課題になる。インプラントで支える義歯を調べた系統的レビューは、対象を歯のない人に絞り、治療前と少なくとも1年後の機能や満足度を扱った研究を集めている。18〜39歳の女性でも、歯と義歯の状態が違えば、同じ結果をそのまま見込むことはできない。[3]

検索で見つかった論文から、条件に合う前向き研究を選んでいる。多くは下顎の義歯を扱い、追跡期間は主に1年である。結果として、かむ効率、最大のかむ力、義歯の快適さへの満足度が改善し、咬筋も厚くなった。より硬い食べ物を食べられるようになることも報告された。[3]

それでも、栄養状態の指標は変わらず、生活の質への効果は不確かだった。食べられる食品が広がること、実際の食事内容が変わること、生活全体の評価が上がることは、それぞれ確かめる必要がある。かむ力という入口が改善しても、その先のすべてが自動的に変わるわけではない。[3]

このレビューは、かむ機能と筋肉の形が一緒に変わる場合を示している。ただし、それを健康な若い人の硬い食品選びにそのまま移せない。研究の質の高さと、自分の疑問への近さは別の軸だ。多くの研究をまとめていても、対象が違えば適用する範囲を考える必要がある。[3]

昼食で「よくかめた」と感じたことを、顔の形の採点に使わなくてよい。食事をしやすいという価値は、それ自体で成り立つ。義歯の研究が機能の改善と筋肉の厚みの増加を併せて評価している点は、筋肉は薄いほどよいという見方を見直すきっかけになる。[3]

レビューでは、長く追うと改善がやや小さくなる傾向も報告されていた。治療後のある時点の結果だけで、その後も同じ程度が続くと約束することはできない。かみやすさを支える研究でも、開始時、評価する時点、追跡期間を分けている。食品による練習を読むときも、始めてからの変化と、やめてからの持続は別々に確認する項目になる。[3][11]

数字で読むかむ練習の研究

練習群14人、対照群9人:硬いグミを調べた小規模なコホート研究の人数である。[11]

週3回、3か月:研究用の硬いグミを食べた練習条件であり、顔痩せの推奨量ではない。[11]

2か月後:最大のかみ合わせる力が練習前より有意に増した時点である。[11]

少なくとも1年後:義歯の系統的レビューが採用条件にした、治療後の評価時点である。[3]

10人:咬筋の治療後に側頭筋の厚みを追った前向き研究の対象人数である。[4]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

1

2

Warning: Attempt to read property "show_author" on false in /home/c1531448/public_html/ontheshore.jp/wp-content/themes/heal_tcd077/single.php on line 165

関連記事

ご体験予約